幽霊はいないアイキャッチ

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こんにちは。文章と会話の専門家、放送作家の渡辺龍太(@wr_ryota)です。

 

これから夏になって怪談のシーズンになっていきますが、みなさんは、幽霊はいると思います?いないと思います?

 

 もし、幽霊がいるとと答える方がいたら、完全に馬鹿ですね〜!!! 

 

だって、幽霊の話って、ツッコミどころ満載じゃないですか。

 

ということで、トンネルの幽霊話の矛盾点を完全論破してみたいと思います。

 

これを聞いたら、「幽霊はいない」と、かなりの人が思うはずです。

 

 

幽霊は絶対いない!トンネルの幽霊の話を完全論破

幽霊話の定番に、トンネルで見る幽霊というのがあります。

 

基本は、夜、トンネルを車で走っていると、「助けて〜!」という声と共に、血まみれの人間が車の窓から見えたとか、そんな話ですよね。

トンネルの女性

 

 

幽霊はいない!矛盾点① 不親切すぎるドライバー

もし、あなたがトンネルを車で走っていて、「助けて!」という声とともに血まみれの女性を見たら、本当に怖くて逃げます?

 

もし、本当にそうすると思うなら、あなたは不親切すぎて、人間失格だと思います。

 

一般的な成人の思考回路なら、そんな血まみれの女性を見たら・・・!?

 

 「事故があったのかな?」とか、「ひき逃げかな?」とか、「DV男にトンネルに捨てられたのかな?」とか、普通だったら、幽霊よりは事件だと思うはずです。 

 

そして、逃げるのではなく、救助の方向で何かを考えていくはずです。

 

100歩譲って幽霊がいたとしても、幽霊を見る確率よりは、ひき逃げだとか、事件に巻き込まれた生身の人間である可能性の方が、明らかに高いはずですから救助が優先になりますよね。

 

ここまで説明しても、ドライバーとしては、女性の顔色が悪すぎだから、怖くなっちゃうんじゃないかな?って、思う方、冷静に考えて下さい。

 

自動車事故で流血していたら、日常生活で具合悪い時のような、そんなレベルの青ざめ方ではない顔色になって、当たり前だと思います。

 

そんな事を考えると、この手の話は、生身の人間のリアクションではなく、創作だって事がバレバレな気がしちゃいます。

 

 もし、トンネルで流血した女性を見かけて逃げた人間がいたら、その人の人間性の方が、幽霊なんかより、よっぽど怖いです! 

 

幽霊はいないのです!

 

 

幽霊はいない!矛盾点②
田舎のトンネルでは、人はめったに死なない

怖い話に出てくるトンネルって、たいてい田舎にあって、10年前に死んだ人がいるとか、そんな話じゃないですか。

 

それって、怖いことですか?

 

10年に1人しか死なない場所って、都会の駅のホームとかに比べると、圧倒的に人が死なない場所と言えるんですが・・・。

 

こんな、10年に1度しか人が死なないトンネルにビビっている人が・・・!?

 

日常茶飯事のように飛び込み自殺がある、東京のJR中央線なんかに乗って、呑気に音楽なんか聞きながらウトウトしてるって、どういう事でしょう?

電車内でウトウトする女性

 

 田舎のトンネルを怖がるなら、中央線だって怖がれよ!!!って話ですよね。 

 

でも、トンネルで死んだ人には怨念があるでしょ・・・、と反論する人がいるかもしれませんね。

 

そう思う方は、東京の電車に飛び込み自殺をするような方が、人生に思い残す事が無いとでも思っているのでしょうか?

自殺しそうな人

 

家族に多大な賠償がやってくるかもしれない、そんな死に方を選ぶ人は、ほぼ全員が悩みや怨念を抱えていると言って良いはずです。

 

だから、田舎のトンネルで死んだ人ばかり怖がる人に対して、都会で苦しむ人を、ないがしろにするな!って、イラッとするぐらいです。

 

要は、田舎のトンネルを人が怖がる理由は・・・!?

 

「暗い!」→「よく見えない」→「怖い!」

 

程度の事を、馬鹿な方々が「幽霊だ!幽霊だ!」と騒いでいるだけなのです。

 

 幽霊なんて、絶対にいないのです! 

 

 

幽霊はいない!は科学的には証明できない

とはいえ、科学の世界でも、「存在しないという事を証明する」というのは、「悪魔の証明」と言われていて、不可能と言われています。

 

だから、「幽霊はいない!」と証明するのも、科学的に証明するのは不可能なわけです。

 

だからといって、幽霊の存在を信じている人は、「やっぱり、幽霊はいるんだ!」と安心してはダメですよ!!

 

だって、「ドラえもんは、この世に存在しない!」と、科学的に証明する事は不可能でも、いないの当たり前じゃないですか。

 

幽霊なんて、そんなもんです!

 

 

私が唯一興味を持つ、幽霊の正体

ずっと、幽霊は存在しないと書いてきました。

 

とはいえ、私は、死後の世界は場合によっては、存在している可能性もあるのではないかと思っています。

 

言っている事が、矛盾して聞こえますね!

 

実は、最近、量子物理学という分野の先生が、人間の肉体と意識の関係について、そうとう複雑な事を主張されています。

 

そういう量子物理学の方の話を聞くと、一般的にが「幽霊だ!」と怖がるような低レベルな現象ではなく、もっと「生命とは何か」の根幹に迫るという意味で・・・!?

 

「幽霊と人間が認識する何かが存在している」という可能性も、否定は出来ないかもしれないと思うという事です。

 

だから、断っておきますが、どう転んでも、私が「トンネルに幽霊が本当にいる」とは、絶対に思わないです。

 

量子物理学の死後の世界などに興味のあるかたは、こちらの記事を御覧ください。

「死後の世界」が存在することが量子論で判明!米有名科学者「脳は意識の受け皿にすぎない」

 

という事で、この記事に巡り合った方は、もう「幽霊だ!」と怖がったりするのは、卒業しましょう。

 

そして、幽霊を怖がる人を、リアクション含め、色んな角度から楽しみましょう!