《書評》史上最強の人生戦略マニュアル 著:フィリップ・マグロー 訳:勝間和代

 
史上最強の人生戦略マニュアル書評

最近、ニート株式会社のスクイッドさんの、肩書きコンサルを行いました。

 

取材されたい人は必見!肩書き3原則を使っての実践編

スクイッド

 

その結果、スクイッドさんは、「ニートカウンセラー」から、「ニート脱出応援カウンセラー」となって新たなスタートを切りました。

 

スクイッドさんの場合、ニート状態の今の生活を変えないと、「ニートカウンセラー」から「ニート脱出応援カウンセラー」にはなれません。

 

ということで、一時、ニートになる寸前になってしまった私の人生を変えた本でもある、「史上最強の人生戦略マニュアル」という本を紹介しました。

 

この本は、フィリップ・マグローというアメリカの行動科学で博士号を持っている、凄腕の訴訟コンサルタントの人が書いた本です。

 

そして、色々と具体例をあげながら、マグローさんがが実際に関わった問題を抱える人が、どうやって、その問題を乗り越えたかを紹介しています。

 

そして、私もスクイッドさんに紹介しただけでなく、改めて、本を読み直してみました。

 

400ページ以上もあり読むのは大変でしたが、やはり、いい本で、何度読んでも、ためになる事がたくさん書いてあります。

 

なので、今日は、この「史上最強の人生戦略マニュアル」の書評を書いてみます。




 

《史上最強の人生戦略マニュアル》
◆自分が正しいか正しくないかは関係ない

この本の最初の数十ページを読むだけで、ちょっと頭をガツンと殴られたような気分になる人が多いとおもいます。

 

なぜなら、この本はに、多くの人はトラブルに直面すると、頭の中で「誰が正しいのか?」という事で一生懸命考えたりしますが・・・!?

 

そんな思考をしていても、問題がひとりでに解決する事はなく、それは全くの時間の無駄と主張しているからです!

 

そして、必要なのは目の前にある問題を、どう解決するか考えて、実際に行動を起こす事以外には何もないと説いています。

 

言われてみたら、その通りなんです。

 

私が放送作家の仕事が、ちょっと減ってきてしまった時、いかに自分が正しいかという事ばかり考えていました。

 

例えば、「テレビ局の人には、私の書く企画を読む力がない」とか、「斬新な企画を求めながら、前例にない事に挑戦しないのはバカだ」とか、そんな感じです。

ディレクター

 

でも、いかに自分が正しいかを考えに考え、自分の友達や家族に「そうだよね〜!」と神妙な顔をしてもらっても、何も前にすすみません。

 

だって、私が企画を読む側のテレビ局の人事権を持つ事は、未来永劫、決してありませんし、前例重視の内部のルールを変える権限を持つ事もありません。

 

つまり、私の行える事というのは、次の2択しかないわけです。

 

①テレビ局の人に気に入られる努力をして、彼らに評価される企画を作り精をだす事。

②自分の考えがテレビ局に評価されないのなら、評価してくれる別の媒体で勝負する事。

 

私は、①と②をバランス良く行う事にして、現在ブログを書いているのも、②を行おうと思ったからです。

 

これって、考えれば明快で、複雑な事ではなく、もっと言えば、誰だって知っている事です。

 

でも、この本を読んで、心をエグるような文章で指摘されると、自分を正当化して何もしていない自分に気づき、恥ずかしい気分になってきます。

 

今指摘したように、この本の著者・フィリップ・マグローさんは、ややきつい言葉を書き並べています。

 

なので、プライドの高すぎる人は不快に感じるかもしれませんが、その分、「行動を本当に起こそう!」という気分にはなってしまいます。

 

この本のタイトルが、「史上最強の人生脱出マニュアル」というのも納得です。




 

《史上最強の人生戦略マニュアル》
◆どんな行動をするにもメリットがある

次に、この本が私の頭をガツンと殴ったのは、「どんな行動にも、自分にとってメリットがあるから行っている」という事を指摘していた部分でした。

 

本の中身を少し紹介すると、著者のフィリップ・マグローさんは、障害を抱える娘を育てていた夫婦のカウンセリングを行った事があるそうです。

 

その夫婦には、2人の子供がいました。

 

長女は障害を持った娘で、その下の長男は養子をもらったそうです。

 

養子をもらった理由は、遺伝的な問題で、また子供を作っても、障害を持って生まれてくる可能性があるから、別の人の子供で良いから愛情を注ぎたいと考えたそうです。

 

そして、この夫婦は本当に人間的に素晴らしく、障害を抱える娘にも、養子の長男にもたっぷりと愛情を注ぎ、幸せな家庭を築いていました。

 

でも、ある時、娘の障害が急に悪くなり、急死してしまったのです。

 

すると、あれだけ二人に愛情を注いでいた夫婦なのに、なぜだか、急に養子の子供に愛情を注げなくなってしまったそうです。

 

そのため、二人は頭では「ダメだ!」と思っていても長男に愛情を注げず、困ってしまってマグロー先生に相談に来たそうです。

 

すると、マグロー先生は、「どんな行動にもメリットがある」と二人に指摘し、養子の長男に愛情を注がない事で夫婦が受けるメリットあると断言します。

 

メリットがあると指摘したマグロー先生の言葉に、もちろん、夫婦はためらうのですが・・・!?

夫婦

 

結局、メリットが見つかるのです!

 

それは、夫婦が愛情を注ぎに注いだ娘が亡くなった事があまりにもショックだったために、もう、誰かに愛情を注ぐという事に夫婦が怯えてしまった事が背景にありました。

 

そして、愛する者を失うという経験を2度としないというメリットを生み出すために、無意識に長男に愛情を注がないという選択をしていると指摘したのです。

 

夫婦は、「ありえない」と抵抗しますが、その事を深く考えると、「そうかもしれない!」と再び愛情を注げるようになったというのです。

 

ちなみに、人間の頭は不思議で、そういう心理的な壁となっている問題を認識すると、それを克服して前へ進めるようになるようです。

 

 

切れやすかったり、真面目に物事に打ち込めない
私が受けていたメリット

以前、私がこの本を読んだ時は、20代の半ばぐらいだったと思います。

 

この頃、私は二つの悩みを抱えていました。

 

それは、今よりも輪をかけて、キレやすかった事と、物事に一生懸命取り組めなくて、何か気分が乗らなくなってしまう事です。

 

思い出すと、誰かに「利用された」というような事を感じた時は、今思えば、常軌を逸したキレ方をしていたと思います。

 

この本を読むまでは、相手が私を利用するような事をしたんだからと、自分のリアクションは正当だと思っていました。

 

でも、そこまで激しくブチ切れる事によって、人間関係を台無しにしたり、デメリットの方が上回っていた事は確かな事にも気づいていました。

 

もちろん、物事に一生懸命取り組まない事で受けるデメリットは、計り知れないものがありました。

 

そこで、この本で推奨されている方法で、「利用された」と感じた時にブチ切れる事で、私が得ているメリット、真面目にやらない事で私が受けているメリットを考えてみたのです。

 

 

子供の頃のトラウマを発見した!

すると、子供の頃からのトラウマのような物が見えてきて、少しハッとしました。

子供時代

 

私の父は、酒飲みで、小さい頃から、何かにつけて、子供に絡んで暴力をふるうタイプでした。

 

とにかく、何の前触れも、正当な理由もなく、癇癪を起こして怒鳴りつけたり、殴ったりとか、そういう嫌な扱いを受けていて、今で言うところの、私は鬱病状態だったような気がします。

 

例えば、運動会で一生懸命走って1番を取れなければ、父に「お前は母親に似て才能がない!」とか、延々と2時間ぐらい酒を飲みながら説教されたり・・・!?

 

親戚の集まりで、「こいつは運動神経が悪くて(笑)」と、私は笑い者にされたりしていました。

 

だからといって、もし1位を取ろうものなら、それはそれで、大変なめんどくさい道が待っていました。

 

1位だったりすると、いちいち、出かけるたびに、「俺がお前をもっと鍛えてやる!」とか言いながら、例えば出かけた時に、新宿駅の長い階段を下から上まで走って往復してこいとか、そんな事ばかりやらされました。

 

そして、それに対して、ちょっとでもムッとした顔を見せれば、酒によった勢いでボコボコに殴られるんです。

 

たぶん、アメリカであれば、虐待で父は逮捕されていたでしょうね(笑)

 

そのためか、例えば学校の体育の時間などは、どういうわけか、動こうと思っても、体が自分の意思で全く動かせなくて、校庭の隅でじっとしていたんです。

 

もちろん、運動会の時も、走る場面なのに、一人、のろのろと歩いたりしてビリにあえてなったりしていました。

 

当時は気づかなかったのですが、こうする事は、私にメリットがあったようです。

 

どう転んだって、父は私を罵り、ボコボコにするわけです。

 

でも、私があえて運動会で走らなかったら、父が罵る事が出来るのは、私の「行動」についてだけです。

 

私の「行動」を非難されるというのは、ある意味、父の行動の主導権は私が握っているわけです。

 

一方、私が一生懸命やった事で、父から非難される事は、一方的に私自身が父の「酒の肴」として利用されていたわけです。

酒の肴

 

なので、子供心に自分の人生を父の「酒の肴」にされるような事は絶対に許さないと、心に強く誓っていたので、「誰かに利用されない」って事が私には重要でした。

 

そして、「誰かに笑われたり利用されたくない」と考えるあまりに、物事に一生懸命取り組む事を避ける悪い習慣ができていたのだと思います。

 

おそらく、私が若くしてフリーランスになったのも、組織の下っ端になると「利用されている感」が強くて、やっていけなかったからなんだと思います。

 

そして、話は戻りますが、そうやって私が「他人から利用されない」って事をテーマに生きてきたという事に気付いた時・・・!?

 

昔に比べると、「利用された」という事に過敏に反応する事はなくなり、平静を保てるようになった気がします。

 

そして、以前はメルマガなども読者が増えていた事もあったのに豊地してしまった私ですが、今ではブログも順調に続いています。

 

そういう事が克服できたからこそ、放送作家としての仕事の取り方のスタンス、仕事のやり方も変わって、人生がだいぶ好転しました。

 

そうなったのも、この「史上最強の人生戦略マニュアル」のおかげだと、大変感謝しています。

 

 

《史上最強の人生戦略マニュアル》
◆本に付いている実践ワークがオススメ!

多くの自己啓発本は、割と読むだけで終わってしまう事もあります。

 

そうなると、「論理的には頭で理解できたけど、いざ自分一人でやれと言われてもね〜」と、なってしまいがちですよね。

悩み

 

もしかしたら、多くの本の著者は、読者がそういう状態になって、自分のコンサルを受けてくれる事を期待しているのかもしれませんが、この本「史上最強の人生戦略マニュアル」は違います。

 

本を読み進めていると、肝心な部分で、かならず読者自身が自己分析を行うコーナーが設けられています。

 

この本は400ページ以上もあるので、その数はかなり多く、課題は20個近くにも及びます。

 

そのため、最初から課題を答えていくと、最終章で自分の人生の目標を完全に設定できるようになる設計になっています。

 

その作業量ときたら人によって違うでしょうが、ブログの記事1本分ぐらいの文章量だったり、あるいは過去を思い出すという意味でのエネルギーは膨大です。

 

でも、それをするかしないかでは、残りの数十年(実際には、何年自分が生きるかは正確にはわかりませんが)の人生が、大きく変わるような気がします。

 

だから、この本を翻訳した勝間和代さんが、その課題を紙かパソコンで実際に文字にしてみたほうが良いと冒頭で書いていたように、私もこの本の課題は真面目にやってみる事を皆さんにオススメしたいです。

 

私も真面目に課題をやっていなかったら、今回のブログで書いたような心のトラウマを発見できずに、また違った人生を送っていたような気がします。

 

というわけで、ちょっと人生で何らかの壁にぶつかっていると感じている人は、ぜひ、この本を手にしてみてください。

 

人によっては、ウツとかも吹き飛ぶんじゃないかなと思うぐらい、超オススメです!




 

まとめ

勝間和代さんが翻訳した、「史上最強の人生戦略マニュアル」という本を、現在ニートから脱出しようとしているスクイッドさんという方に勧めた。

 

そのため、改めて、私もこの本を読んでみる事にした結果、あらためて、良い事が書いてあると気付いたので、ブログでも紹介する事にした。

 

特にこの本に書いてある、「問題を解決したいなら、誰が正しいかは関係ない」という事と、「自分のすべての行動には理由がある」という事は、万人が知っておいて良い情報だと思う。

 

そして、この本には役立つ実践ワークが入っているので、人生に思い悩んでいる人には、鬱などで病院に行くのも良いが、この本を読んでみる事もオススメしたい。

 

《書籍》史上最強の人生戦略マニュアル

 

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