2018/08/31

後輩ADがカメラマン始めたので、プロフ写真を取ってもらいました

 
カメラ

最近、本が売れてきた関係で、放送作家という裏方ですが、自分のプロフ写真が必要になりました。

そのため、私が関わっている番組を制作しているテレビ制作会社のADさんが、カメラマンを始めたそうなので、写真を撮ってもらうことにしました。

料金は3万5000円〜スタジオ次第という感じ。

私はカメラマンに仕事の依頼をした事がないので、どうするのか分からずにいました。

しかし、後輩カメラマンくんからは連絡は無く、見積書などの類も一切用意してくれませんし、写真を何枚取るのか、何時間撮影にかかるのかも、スタジオをどこにするのかの事前連絡は一切なし。

まあ、相手は新人だし仕方ありませんと、育てる気持ちでまな板の鯉となって、全てを受け入れる事にしました。

私だって、初めてライター仕事を引き受けた時、「誤字脱字は校閲の仕事だから、読み返すのはライターの仕事じゃない」といった、謎の恥ずかしいルールを自分に課していました。きっと、ADカメラマンくんにも自分なりの「カメラマン象」があって、撮影以外はしないみたいな独自の世界観を貫いているんでしょう。

そういうのも、分かってくれる人の前で貫くのは悪いことじゃないですしね!

とはいえ、結局、何の連絡も無かった場合、撮影日にきちんと撮影が行われるか不安なので、私が何かアクションを起こさねばと、ADカメラマンくんにスタジオをどうするのか聞いてみました。

私は口では「スタジオは俺が取ればよいの?」と聞いたんですが、内心は「僕が用意しますよ!」ってADカメラマンくんが言ってくれるだろうと推測。しかし、「お願いします!」との即リプが返ってきました!

そのため、私は自分で取ると言ってしまった手前、とりあえず、私が都内スタジオを用意するハメに・・・。

スタジオの予約をしながら、再び、自分が26歳だった頃を思い出すわけです。

私もそうでしたが、26歳ぐらいの頃って、自分が中心で世の中が回ってるって錯覚しなきゃいけない時期じゃないですか。私も「休みは当然の権利!」と強く自己主張して、無理やり、気の良いベテランのオッサンに、当たり前のように押し付けていた事などありました。

当たり前の権利だと思っていたので、礼を言った覚えもありません。

今考えると恥ずかしいような、思い出したくない時期ではありますが、その時期を経た意味は大きいと思ってます。

だから、今、ちょうど、その時期に差し掛かっている、尖った感じのADカメラマンくんを、そっと見守ってあげるべきだなーと、昔の自分を見ているようで親近感を覚えたり。

そして、いよいよ撮影当日!

カメラマン君に3時間はスタジオを抑えてほしいと言われていました。しかし、到着すると撮影機材は、スタジオの店員さんが、すでに用意してくれたようで、完璧にそろっている状態。

これには、普段は肝の座ったADカメラマンくんも、さすがに苦笑い!

その後、機材が壊れた時のための保険に1000円必要と、スタジオの人に言われました。機材を使うのはカメラマンなので、私には関係ないやり取りと黙っていたら、ADカメラマンくんは、僕に払うように促します。

「僕が壊したら、スタジオ借りたの渡辺さんなんで、1000円払わないと賠償を払う羽目になりますよ。」

あー、ただ私がモタモタしているように見えていたんでしょうね(笑)もう、まな板の鯉になると決心していたので、私が1000円を負担するわけです。

そんなプロセスを経て、ようやく撮影スタート!

撮影快調なADカメラマンくんに私が「いい感じだね、知り合いにも紹介しようか?」と、言ってみました。すると、「プロフ写真は単価安いんで、やりたくないですね。倍なら考えても!」とADカメラマンくん。

それにたいして、『オイ、どんだけ大物なんだよ!』と、ツッコむ私。

そんな会話をしながらの和やかな雰囲気の撮影で、あっというまに1時間がたち終了。およそ2時間を余らせてスタジオから撤退となりました。

スタジオ代って、調べてみると分かると思いますが、かなり高額なんですよ。

ADカメラマンくん本人が、ちょっと事前にスタジオに連絡を入れてくれれば、私が払うスタジオ代が万単位で減るのにと、頭によぎってしまいました。まあ、ADカメラマンくん本人の懐が傷まない事だから、新人さんは、そこまで頭がまわらないんでしょうね。

私もベテラン相手なら文句を言いますが、そこも若者応援代だという事で(笑)

撮影終了から数日が経った頃、いつ、写真を送ってくれるのか本人に問い合わせました。すると、写真は撮影後にも作業があるようで、まだ数日かかるという事でした。

写真って、撮っておしまいかと思ってましたが、そんなもんじゃないんですね!

そして、さらに数日後、写真のデータが無事に、グーグルクラウド経由で送られてきました。さすが、若者です!便利でした。

写真を見て、写真の善し悪しを語れるほど、私は写真についての知識はありません。ですが、撮影してもらった写真は、どれも、良く撮れている感じがしました。

すかさず、「ADカメラマン!ありがとう!」と、お礼のLINEをする私。それに対して、嬉しそうな返信をくれたADカメラマンくん。

これで、若者成長プロジェクトは、「めでたし、めでたし」となると思われましたが・・・!?

ここでもADカメラマンくんのうっかりミスがww

お願いしたのに、領収証は最後まで発行してくれませんでした。

応援代と思ってましたが、さすがに少しだけ腹が立ち始めたので、「俺は先輩で、君に奢ってあげた事も何回もあるけど、何でこんなにコケにされるの?もう少し、俺って気を使われても良い存在じゃない?」と、本人におどけて言ってみました。

すると、本人は「え?領収書?無意識で完全に忘れてました。そういえば、言われてましたね。他の人にやらなくてよかったです。」という発言(笑)

他の人にやらなくてよかったって、じゃあ、俺にはやって良いのかい!って話。普段、いくら友達感覚で接しているからと言っても、私は親とかじゃないんで、さすがに注意してあげたほうが良いのかなとも感じ始めたり。

こんな感じで、僕はこういう雰囲気の若者に出会うと、若い時の自分を見ているようで、何か憎めず、応援したくなったりするんですね。

駆け出しの頃は、皆同じじゃないですか。私はカメラマンではありませんが、独立間もない右も左もよくわからなかった頃、明らかに私以外の人に発注するほうが良いのに、多くの先輩が僕に発注してくれて育ててくれました。

ですから、お互い様だと思うんです!そして、僕も後輩を育てる時期に差し掛かったんだなと、ある種、感慨深い心境にもなったりしました。

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