ヒラリーとトランプの討論会で、日本のメディアの偏向報道が目立った

   

偏向報道アイキャッチ

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渡辺龍太

渡辺龍太

放送作家
トランプ・ウォッチャーな放送作家。10年前にトランプの講演を生で聴いてからトランプに注目。普段は情報番組の企画・構成や、ナレーション作りが得意。最近、著書がAmazonのベストセラーランキング1位になって、少し調子に乗っている。詳しいプロフはこちら!

昨日、日本時間の午前10時から始まった、アメリカ大統領候補の討論会を見ました。

 

アメリカ人の反応はどうだったのかなと、英語で情報を調べてみると・・・!?

 

CNNの世論調査では、6割以上がクリントンの勝利と感じたそうです。

 

 

しかし、別のメディアのネット調査では、こんな感じの結果になっていた、アメリカ人の討論に対する意見は、かなり割れている事がすぐに分かりました。

 

しかし、日本のメディアの報道はというと・・・!?

 

ほとんど、どこの局も、右へならえでCNNの世論調査を引用して、ヒラリー優勢と伝えていました。

 

確かに、CNNは信頼の置ける報道機関として有名ですが、ヒラリー支持を公言している報道局です。

 

しかも、CNNは自局の視聴者には民主党員が多いと断りを入れた上で、自局の視聴者数百人に世論調査を行い、6割がクリントンを支持という数字を弾き出しました。

 

それだけをソースに報道を行う日本のメディアは、ちょっと怠慢すぎるように感じました。




 

アメリカ人はトランプの討論会も評価!
でも、日本のメディアは、ヒラリー推しの偏向報道

さて、今日になって、討論会に対する日本の報道も、やや中立的なものになってきました。

 

ですが、昨日の討論会の直後は、こんなにも偏っていたんです。

 

 

日経新聞

まずは、日経新聞の紙面を引用します。

6割がクリントン氏に軍配 米大統領選討論会

米CNNテレビは26日、大統領候補討論会の終了後の世論調査で、クリントン氏勝利との回答が62%、トランプ氏は27%だったと報じた。

 

アメリカ人なら、CNNがどういったメディアか分かるので、この情報でも十分かもしれません。

 

ですが、CNNがトランプ批判、クリントン推しを公言している局だという事を知らない日本人に、この情報のみを伝える事は、偏向しているようにも感じます。

 

 

日テレ

日テレは、CNNではなく、アメリカの主要メディアで、クリントンの方が優位だった事を伝えました。

アメリカメディアの評価は多くが「クリントン氏の経験が勝った」「トランプ氏を圧倒したように見えた」と伝えるなど、おおむねクリントン氏に軍配を上げた。

 

確かに、アメリカの多くのメディアは、クリントンが勝ったと伝えていました。

 

ですが、これも、少し不親切なニュースだと感じてしまいました。

 

なぜなら、CNNのみならず、アメリカのメディア全体が、トランプ批判一色と言って良い状態なんです。

 

そもそも、今回の『テレビ討論に勝った候補』というのは、多くのアメリカ人が支持し『大統領になる可能性を上げた候補』であるべきだと思うんです。

 

そして、トランプは立候補した時から主要メディアから批判され続けて、この選挙戦で支持率を上げてきました。

 

トランプが主要メディアから批判されていたからトランプの負け、つまり、『トランプが大統領になる可能性が遠のいた』と報道するのは、やや怠慢な気がします。

 

 

ミヤネ屋では、嵩原安三郎さんに好感を持った

ミヤネ屋でも、トランプとヒラリーの討論会について、冒頭から時間を割いて扱っていました。

 

でも、ミヤネ屋のコメンテーターの、嵩原安三郎弁護士だけは、アメリカ人の一部には、トランプが勝ったように見えるのではないかと言及していました。

 

すぐに、周りから否定されてましたが、あのスタジオの感じで意見する、嵩原弁護士には好感がもてました。




 

現在は、日本のメディアの偏向報道も収束!
ヒラリーとトランプの討論会の結果は五分と報道

さて、昨日は、こんな感じで、今回紹介したメディア以外にも、日本の報道はクリントンの勝利一色でした。

 

でも、今日は、日本のメディアもトーンを変えて、クリントンとトランプのどちらが討論会で勝利したかは意見が割れるという報道が増えています。

 

一時、NHKもCNNの世論調査の引用報道のみを伝えていましたが、今日はこんな感じです。

米大統領選 初のテレビ討論終え 双方が勝利と主張

 

今回のテレビ討論会をめぐってはアメリカの一部の主要メディアが、クリントン氏が優勢だったと伝えた一方で、ネット上の世論調査や専門家の間では評価が分かれています。

 

やはり、CNN以外のメディアのネットの調査などを目にすると、これぐらいの報道にしておかないと、クリントンを推しすぎてる偏向報道になってしまいますよね。

 

でも、日本のメディアが、何か意図的に偏向報道を行っているわけではないと思うんです。

 

その証拠に、今日、情報を軌道修正していますからね。

 

 

日本のメディアが偏向報道になる理由は、
ヒラリーとトランプの討論会のリサーチ不足

では、何で、そういう偏向報道のような事が、昨日起きたのかを情報番組の放送作家として推測すると、メディアの情報不足な怠慢が原因なのではないかと思うのです。

 

新聞社も、テレビ局も、決して誤報は出さないと、日々、最新の注意を払っています。

 

だから、海外の情報を伝えるときも、信頼の置ける報道機関から発信された情報の引用以外は、恐らく、しないようにしているんだと思います。

報道イメージ

 

そのため、大手のメディアがやっているネットの調査だとしても、支持者の複数投票などの恐れがあるので報道に載せるべきではないという判断をしたのではないかと思います。

 

そして、CNNという報道機関の情報は置けるからと、それを100%垂れ流す形にしたんだと思います。

 

それって、本末転倒な気がするんです。

 

 

今まで、一般アメリカ人のトランプに対する評価って、アメリカの主要メディアの評価とはずっと一致してきませんでした。

 

なので、今回の討論会に対する主要メディアの分析を、一般のアメリカ人の評価と報道するのは情報が浅すぎるとしか思えません。

 

しかも、繰り返しになりますが、6割がクリントンの勝利というのは、CNN自体も民主党支持者の多い視聴者への世論調査と断りをいれている情報であるわけです。

 

いずれにせよ、次の大統領を決める討論会が、いつ開催されるかぐらいは分かっていたわけです。

 

なので、速報だとしても、日本のメディアも、『信頼のおける』とされるメディアからの情報の横流しではなく、もう少し情報を深く分かる人がニュース作りをするべきなんじゃないかと思いました。

 

こういう部分から、改めて、もう海外の情報を知りたい時は、『日本のメディアの報道なんか見ていたらダメだなー』と、思いました。




 

まとめ

昨日、ヒラリーとトランプによる、テレビ討論会が行われた。

 

日本の報道は、ヒラリーの勝利一色。

 

しかし、アメリカのメディアを見ると、必ずしもそうとも言えず、評価が分かれるという感じだった。

 

どうして、そんな偏向報道の様な報道を日本のメディアは行ったのかというのを考えると、やはり、信頼のおける報道局の流す情報しか流さないというマニュアルが強かったからではないかと分析。

 

もうちょっと、柔軟に報道してほしいものである。

 

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