schoo授業の様子

今年(2018年)は、7月、8月と、Schooというオンライン授業を行っている会社で、『1秒で気のきいた一言が出る -ハリウッド流すごい会話術-』という授業を行ってきました。

かなり反響がありまして、次の授業が決まったら連絡してほしいという人が850人以上とか、そんな規模の人が興味を示してくれました。

Schoo仕様のオンライン授業にインプロをカスタマイズ

通常、私のワークショップは、生徒同士でゲームをしてもらうなど、実際に動いてもらいます。また、講演の場合は、芸能人のトークの例などを細かく見ながら、どういうインプロメソッドが隠れているかを細かく紹介していたりします。

しかし、Schooは生徒がオンライン上で、インターラクティブに絡みながら行う『オンライン授業』を行っている会社です。ですから、どうやって、生徒に講義型ではなく、チャットを使った参加型の会話の授業を行うかを考えるが一番苦労したポイントでした。

とはいえ、私も放送作家歴も長いですから、その辺はお任せ下さいという事で、楽しく、役に立つオンライン授業を用意させていただきました。

Schooでのオンライン・インプロ講義の内容(振り返り)

このSchooの講義シリーズでは、毎回冒頭に『会話はスポーツである』という事を、しつこく説明しました。それを説明しないと、今回のブログ記事も前に進めにくいので、そこに簡単に触れておきます。

例えば、即興で試合で戦うボクサーは、どうして戦えるのでしょうか?

その理由は、普段の練習で右ストレート、左フックなど、繰り出す技のパターンを体に覚えさせています。ですから、いざ即興で戦うとなったら、その普段覚えた技というパターンを、自分の目の前で起きている状況に合せてカスタマイズして使う事が出来るのです。

アドリブの即興トークでも、同じことが言えます。普段から、こういう時には、こういう話をするという内容を持っていれば、それをカスタマイズするだけでアドリブでいくらでも話せるのです。

てなわけで、今回のスクーの講義では、主に、即興トークをする上で、どういうパターンを予め持っていた方が得なのかを生徒に伝えました。そして、それを実際に考えてみようという事で、生徒自身が考えたことを、チャットを通じて発表してもらったのです。

Schooでオンラインでインプロ講義を受けた生徒の反応

会話をする時、ついつい、話しすぎてしまう人がいるのは何故でしょうか。人間は、自分のアイデアを人に披露するのが、基本的に好きだからです。

ですから、この授業でも、生徒の考えた事を発表する時間を多く設けました。そうしたら、本当にたくさんの生徒の方々が、それぞれ面白く、個性的な文章を投稿してくれました。

2枚の授業のキャプチャーを、生徒のプライバシーを隠しつつ公開します。

Schoo生徒コメント2

 

Schoo生徒コメント1

何度も書きましたが、Schooでは、キャプチャー画像にあるように、生徒がチャットで全員に見える形でアイデアを発表する事が出来ます。

それを授業の進行をしてくださるアナウンサーの田中さんが読み上げてもらいながら、私がアドバイスを加えていきました。

かなり、笑いにあふれた授業となって、時々、バラエティ番組の撮影現場かと思うほどの笑い声もスタジオに響いていました。恐らく、割とSchoo史上、最も緩いと言うか、バラエティ番組っぽい授業だったんじゃないでしょうか。

そんな楽しい雰囲気だからと言っても、授業内容は、もちろん真面目で役に立つ内容です。おかげさまで、話題の授業ランキングに入るなど、割と評判が良かったみたいです。

ちょっと、自画自賛してしまった感じもありましたが、チャットによる会話の授業という新しいスタイルも確立した感もあるので、こんな仕事を、今後も続けていければと思っています。

セミナー・ワークショップ講師などのお仕事募集しています!

というわけで、私の本業は放送作家ですが、今回紹介した記事のように、インプロのワークショップ・講演などにも非常に力を入れています。

また、今回のSchooの授業のように、私の中で前例の無い講義内容の授業でも、主催者の方々と打ち合わせをしながら挑戦させて頂く事は大変チャレンジングで楽しく感じています。

ですから、セミナー・ワークショップ・講演など、どの業界の方からでも、喜んでお引き受けいたしますので、以下のリンクより、いつでもお気軽にお問い合わせください。

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