ハゲについての話題って、ハゲている人が自虐ネタとして周りに振った場合には、会話を盛り上げる強力なツールですよね。
もちろん、空気を読めないフサフサな人が、禿げている人が嫌な顔をしているのに、ハゲネタで攻めたときは、恐ろしい空気になるのですが・・・。
今日は、そんな諸刃の剣の禿げトークの時に盛り上がるかもしれない、禿げトリビアを今日はご紹介します。
時々、漫画家のやくみつるさんに対して、『急にフサフサになって、カツラなのかな!?』と話題にする人がいますよね。
ですが、やくみつるさんに、疑惑の目を向ける必要は一切ありません!
実は、やくみつるさんは、カツラであると公言しているのです。
かつらのカミングアウト有名人
やくみつるさんは、スヴェンソンのカツラを愛用
バレバレのカツラをつけている人って、意外に、言葉ではヅラのカミングアウトをしている人は少数派です。
実は、結構、言わなければバレないようなカツラを使用している有名人に限って、カツラをカミングアウトしているのです。
その、代表例が漫画家のやくみつるさんだと、私は思います。
さて、やくみつるさんって、いつも帽子、特にハンチングを被っているイメージがありますよね。
数年前の本の表紙を見てみましょう。
やっぱりハンチングです!
見事に頭皮を隠しきっていらっしゃいます。
しかし、今年のやくみつるさんをご覧ください。
フサフサ中の、フサフサです。
それもそのはず、やくみつるさんは、スヴェンソンというメーカーのカツラが気に入って、思い切ってカツラにしたそうなのです!
そして、そのカツラに決断するまでの心の葛藤を、スヴェンソンというカツラメーカーの『増毛ネット』というサイトに赤裸々に語っているのです。
私は最初、ちょっと面白トリビア系の記事を読む感覚でいました
しかし、切実な男の悩みが語られていて、それと、どう付き合っていくかという深い話が書かれていました。
禿げるって、男にとっては、他人事とは言い切れない話ですよね。
だから、私がハゲたら、やくみつるさんを見習って、絶対にやろうと決めている事があるんです。
かつらのカミングアウト有名人
やくみつるさんは、薄毛のために金髪にしていた
やくみつるさんは、ずっと、帽子を被って、薄毛を隠されてきたそうです。
でも、海外旅行に行って、教会などの名所に行くときは、脱帽するように求められたそうです。
だから、やくみつるは、帽子を外したくなくて、教会の外で待っていたりしたみたいです。
そんな状態が嫌で、一時期は、薄毛が目立たないように、金髪にしていた時期もあったそうです。
増毛ネットより
だけど、いつまでも金髪にしている訳にもいかず、カツラにする事を決断したそうです。
やくみつるさんの金髪の理由を知って驚いた!
私は情報番組の放送作家として、やくみつるさんの、家中の栗を拾ってでも、話題になるというトークスタイルが好きです。
そして、金髪って、その戦うトークスタイルに合うじゃないですか。
だから、私は勝手に、やくみつるさんって、そういうイメージ戦略があって、金髪にしていたのだとばかり思っていました。
私も髪の毛がクセ毛なので、それが嫌で、色々と髪型をいじってきました。
時には坊主、時にはストレートパーマのロン毛、時には、もっと激しくパーマをあててアフロやドレッドなど、色々やってきました。
だから、やくみつるさんの葛藤が分かるんです!
ちょっと、本来の自分とは違う髪型などにしていると、周りから認識される自分のキャラと、本当の自分との間に溝が生まれるんです。
きっと、そういう事にも疲れて、やくみつるさんは、カツラを決断したんじゃないかなと察しました。
きっと、やくみつるさんは、私たちが感じているほど、戦うスタイルのコメンテーターではなく、もっと面白おかしい視点を視聴者に見せたいって人なのでしょう。
かつらのカミングアウト有名人
やくみつるさんは、薄毛の自分に送別会を開いた
とはいえ、カツラをかぶるって、勇気がいりますよね。
ハゲネタでイジられるのに慣れている人でも、カツラネタでイジられるかと思うと、ちょっと覚悟が必要なのかもしれません。
かといって、誰もが決してイジらないようにと、まるで腫れ物にでも触るようにされるのも嫌ですよね。
そこで、やくみつるさんは、傑作な方法を考え出しました!
なんと、周囲にカツラにすると公言して、『薄毛の自分と別れるための送別会』を開催したそうなのです。
やくみつるさんらしい、独自の、面白いアイデアで、これは私もカツラにするならやろうと思っています!
薄毛送別会は、弱い男心を強くする王道の克服法!
その『薄毛の自分との送別会』という方法を知って、私は、かなり感心しました。
女性の皆さんには分からないかもしれませんが、男心って、実は、かなり繊細なんです。
だから、心の準備も何もしていない時に、自分のコンプレックスをイジられると、周りが思う以上に嫌な思いをするんですよね。
特に、イジられる側の自分に、何の主導権も無いようないじられ方をすると、実につらい訳です。
ですが、薄毛の自分と別れる送別会まで行ってしまえば、カツラに対して、どんなイジられ方をしても・・・!?
と、言ってしまえば、イジられている自分に会話の主導権が回ってきますよね。
そうすると、もう何も恐れる事はなく、自分のテッパンのネタとして会話が継続できるわけです。
それが分かっていても、カツラにする事、ましてや、送別会を開くなんて、とっても勇気がいりますよね。
やくみつるさんの行動力、勇気には、コンプレックスが多い私のような人間は、参考になる部分が多いと感じました。
さて、このブログでも、会話を盛り上げたり、人に好かれるためには、『ありのままの自分を相手に見せる事』と、何回も書いています。
それだけに、やくみつるさんの、自分の弱みを隠すのではなく、また、単に開き直るのではなく、受け入れた上で前に進んでいる姿には感動に近いものを覚えました。
まとめ
ちょとと薄毛なのでハンチング帽のイメージの強い漫画家のやくみつるさんは、最近、とってもフサフサになっている。
というのも、やくみつるさんは、スヴェンソンというメーカーのカツラを使いはじめたから。
なにか、カツラというと恥ずかしいような、後ろめたい物のようなイメージがある。
だが、やくみつるさんは、自ら『薄毛の自分と別れるための送別会』を開くなどして、ポジティブに自分のコンプレックスを克服していった。
その過程に、気の弱いコンプレックスの多い男性である私も、大いに勇気付けられた。