世間では、子供について批判的な事を言うと、今でも、割と白い目で見られてしまう気がします。
それどころか、もし男性が『子供はいらない』と言おうもんなら・・・!?
子供を持つ事を推奨している人の一部は、、子供いらない派の人に対し『収入が低い』『心にトラウマがある』とか、失礼って言葉を知らないかのごとくバッシングを始めます。
正直、そんな現状に、私はちょっと不満を持っています。
というか、『ゴチャゴチャうるせーよ!』って思ってます。
なぜなら、何を隠そう、私自身が『私の人生に子供はいらない』と、心底、思っているからです!
という事で、軽蔑の目を覚悟の上、『子供はいらない』と思っている1人の30代男性として、正直な本音を語ってみたいと思います。
子供はいらない派の、とある30代男性の言いにくい本音
子供がいらないと思っている人について、他のサイトを見てみました。
すると、多くのサイトが、子供がいらないと思う理由に、次のような事をあげていました。
【1】自分の将来的な収入に自信がないから
【2】夫婦ふたりきりの時間を楽しみたいから
【3】一人っ子など子どもを世話した経験がなく、子育ての自信がないから
【4】自分の時間やお金を自己投資したいから
【5】高齢で体力的に子育てができそうもないから
【6】仕事が忙しく、子育てに使う時間がなさそうだから
【7】両親にいい感情がなく、親になりたくないから
【8】正直、子どもがかわいいと思えないから
【9】妊娠が結婚のきっかけにならないことをアピールしたいから
私の意見としては、こういう分析が、ハッキリ言って、一番、腹が立つんです。
だって、この9個の理由が、『子供を持つのが当たり前』という前提が普遍的な事であるという前提で、書かれている気がするからです。
そして、そういう『子供はいらない理由』みたいなのの議論って、『子供を持つのが当たり前』って思っている人が『世の中には変な人がいるね』と感じるためだけに行われている気がします。
そういう現状に対して、私は強く思うんですが・・・
そもそも、『子供はいらない』って思うことに、理由なんているんですか?
いちいち理由を求めてくるところが、『お前らの考えは普通じゃないから理由を言え』という態度に思えます。
身も蓋もない言い方ですが、私にとっては子供がいらないと思う理由は、『子供はいらない』からでしか無く、それ以上の理由は無いのです。
『子供はいらない』って理由だけでは、なぜダメ?
でも、そういう『子供はいらない』から、子供はいらないんだという説明だと、私の周りの人も納得しません。
これに、非常に不快感を覚えます。
なぜなら、子供以外の事に関しては、深い意味は必要なく、『○○はいらない』で、普通は認められるからです。
例えば、サッカー好きの人に社会人フットサルサークルに入りたいか聞いたら、『俺はいいや!』で、十分じゃないですか。
『なぜ、フットサルサークルに入りたくないか?』とか、説明する必要ないですよね。
しかも、本人だって、『別に入ってもいいけど、なんとなく乗り気じゃないんだよね』ってぐらいで、深い理由なんてなかったりします。
それにも関わらず、『収入が少ないの?』とか、『体力に自信がないの?』とか、『仕事が忙しくて時間がないの?』とか、しつこくゴチャゴチャ聞かれたら、腹たちません?
子供はいらない派の私にとっては、子供が不可欠派の人がいちいち『なぜいらない?』と聞いてくるのって、こんな感じなんです。
子供はいらない派は、子供欲しい派と関わりたくない
フットサルサークルの続きですが、あまりに『何でサークルにはいらないんだ?』と聞いてくる人がいたら、そのサークルだけには入りたくないと思いますよね。
だって、その人たちと関わる事を決めたら、その後、『フットサルがお金がかかる』とか、『フットサルの時間が・・・』とかの問題じゃなく、メンバーとの人間関係でエネルギーが必要なのが明らかだからです。
きっと、そんなフットサルサークルに所属したら、まるでフットサルのために生きているかのごとく生活しないと、メンバーから白い目で見られて大変なことになるでしょう。
それと同じように、あまりにも強く『子供を持つ事を推奨する派』に異常な勧誘を受けると、子供いらない派はドン引きして、そういう人と関わりを持ちたくない、つまり子供はいらないと強く思うわけです。
だって、子供を持つということは、『子供を持つ派サークル』に入るような事で、『親は子供のために生きる』という不可侵なルールに縛られる人生になってしまう事は目に見えてますからね。
子供はいらない派は思う、現代の子育てはおかしくないか?
人類を歴史的に見ても、別に子育てをしているからといっても、親の人生は子供が人生の最優先事項という事でもなかったと思います。
私は、現在の、親は全てのエネルギーを子供に注ぐべき的な考えが、ちょっと息苦しくて、気持ち悪いし、それが世の中を悪くしているとすら思います。
例えば、子供の教育だって、収入が増えれば増えるほど、塾・私立・留学という感じで、際限なく子供の教育にお金をかけていきますよね。
それって、何でですか?
子供に『幸せな特別な人生を』送って欲しいと、親が思っているんじゃないかと思います。
そして、なぜ親が子供に特別な人生を送って欲しいと思っているのかといえば、自分が特別な人生を送っていないと気づいた人が多いからじゃないでしょうか。
そういう構造って、とてもイビツだと思うんです。
自分の子供が、ちょっとお金に困ろうが、普通の人として生きていったらダメなんですか?
もちろん、本人が望んで優秀になりたいなら、親は応援してあげたら良いと思います。
いずれにせよ、誰もが優秀にならなきゃいけない理由なんて無いと思いますし、決して、誰もが優秀という世界も絶対にないはずです。
ビンボー人の子沢山という言葉がありますが、昔の日本や、子沢山の発展途上国の人々の子育ては、現在の日本人の親よりも『子供に特別な人生を送って欲しい』とは、過剰に思っていないと思います。
そして、本来、子供を持つ、子供はいらないの2択だって、そのぐらいカジュアルな問題であって、『なぜ子供はいらないという人がいるのか』と、目を真っ赤にして探るような事ではないと思うわけです。
※社会学者や政治家は考える必要はあるかもしれませんが、少なくとも一般人は他人の詮索はする必要ないと思います。
というわけで、私の場合は、はじめは『なんとなく子供はいらないかな』ぐらいの思考が、このプロセスを辿る事で、子供は絶対持たないほうが良いという、強い結論に導かれます。
最後に、積極的に『子供、子供』と言っている方に一言!
あなたたちが、社会にもっと子供が必要と思うなら、もっと自分の子供を含めた他人のライフスタイルに介入しないでいれば、自然に増えて行く可能性は高いと思いますよww