放送作家、即興力養成講師として、去年から、大手出版社で本を書き始めました。
ありがたい事に、すでに出版した2冊の本は、いずれも3〜4刷となり、好評を博しています。
でも、それがベストセラーと胸を張って言えるのかというと、そうとは思えません。
今、出版業界では、1万部も売れればベストセラーと考える人もいるようですが、やはり、10万部ぐらい売れないと、そうは思えない私がいます。
ですから、伝えたいメッセージを、どうやったら、多くの人に伝えられるのかと、日々、悶々としているわけです。
そんな中、サムネイル画像にある、柿内芳文さんのイベントが目に止まりました。
柿内芳文とは何者?凄腕編集者!?
柿内芳文さんは、超凄腕編集者です。
柿内さんの作った本のタイトルを、一度も聞いた事がないという人は、あんまりいないと思うレベルです。
例として5冊あげましたが、柿内さんが編集したとは知らず、全部、読んでいました。
特に、今、私の専門である、インプロという即興コミュニケーションを使った居場所づくりの本を書いています。
その中で、『嫌われる勇気』と『君はどう生きるか』は、かなり参考になると意識していたので、同じ編集者が作っていたとは!?と仰天しました。
ですので、何か、きっと、私の作家人生を、明るい方向へ導いてくれる事が聞けるに違いないと、イベントに参加する事にしました。
柿内芳文さんの仕事論に居場所論を感じた
私は居場所がないと人が感じるのは、『どんな行動をすれば良いのか分からない状態』に陥った時と定義しています。
つまり、裏を返せば、ビジネスマンとして優秀な人は、常に、自分が何をすべきかが明確であって、居場所があるという事です。
凄腕編集者の柿内さんの話を聞いていたら、やはり、編集者として、どうすれば良いのかを明確に定義していらっしゃいました。
セミナーの中身を明かすのはご法度でしょうから、細かく書けないのが残念ですが、柿内さんは編集者の仕事の教科書のようなマニュアルを、ご自身の中に持っている印象を受けました。
テレビや出版業界の仕事って、あまり誰かが教えてくれるという事もなく、先輩の仕事を見たりした事を、フワッとなぞり、自分なりにアレンジしていく人が多いと思います。
そして、仕事の出来る人は、自分なりの仕事の進め方を確立していて、そうでない人は、ずっとフワフワしている印象です。
今回、柿内さんのお話を聞いて、どうやって、自分の仕事を定義し、やる事を明確にするのかが分かった気がしました。
お金を払って、お話を聞いた価値がありました!