学校の体育とか、部活とかを『今日は、具合悪いから休みます・・・。』って言うのを、ちょっと遠慮して無理してしまうような気持ちって分かりますよね。
でも、それって、とっても危険なんです。
今日も、部活中の中学1年生が、部活のランニング後に熱中症で死亡するという悲しいニュースがやっていました。
部活中の中1男子が熱中症で死亡 35分間のランニング後に倒れる
(↑奈良・生駒の市立中の記者会見)
この暑い中、ランニング自体を中止にしなかった学校に疑問に持つと同時に、
学生だって周りの大人を信用せずに、最終的には『自分の命は自分で守る』しかないという事なんだと思いました。
体育の見学も積極的に!自分を守るのは自分だけ
現在30代の私が学生の頃は、『体育中には水を飲まないように!』という指導が当たり前でした。
つまり、暑い日の体育の時間に、大量の汗をかいても、体育の授業が終わるまでは、水は飲ませてもらえないのです。
そんな、拷問のようなことが、当たり前の時代でした。
体が無理と感じる事には意味がある
私は背は高かったのですが、体が割と細くて、体力には全く自信がない少年時代を過ごしました。
なので、やや暑い日にマラソンをさせられて、本当に辛くて、気持ち悪くなって吐いた事があったんです。
それ以来、辛い事から避けたい気持ちと、面倒くさい気持ちで、かなり頻繁に体育を見学していました。
そうやって、体育を見学ばかりしていると、先生や周りの生徒から、『ズルい』とか、『サボってる』とか、散々文句を言われました。
でも、今、大人になって当時の自分に何か言いたい事がるかといえば、『それが正解だよ!』という一言です。
特に、学校で熱中症で亡くなった生徒のニュースを目にしたりすると・・・!?
『あの時に、罪悪感に負けて体育に参加していたら、体力が無い自分は死んでいたかも・・・。』と、思うくらいです。
やはり、自分の体があまりに悲鳴をあげる様な事というのは、やってはイケナイのだと思います。
熱中症も気にしない学校を、絶対に信用してはイケナイ
大人になった私は、今も細いですが、そんなに体力が無いわけではありません。
なぜなら、あれだけ嫌いだった運動ですが、大人になってプロに習ってジムに通ったら、徐々に体力がついていったんです。
学校が鍛えているのは、肉体では無い!
どうして、大人になってから体を動かして体力が付いたかというと、自分の体力に合わせたトレーニングをやる事が出来たからです。
でも、学校っていうのは、全く真逆で、それぞれの生徒の体力なんて、一切考慮してくれません。
普段から部活で走ってる人も、そうでない人もまとめて、『10㎞マラソン』とかを、平気でやらせます。
さらに、体育の事業では、体力が無い生徒が苦しいからと遅いペースで走っていたりすると、周りが『もっと早くがんばれ!』と煽ったりします。
一方、大人向けのマラソンの本を読むと・・・!?
マラソンは息が上がら無い程度のペースで行い、限界までは走り過ぎ無いという事を繰り返して、体力をつけていくべきと、どんな本にも書いてあるでしょう。
そして、『いきなり10㎞走る』とか、『周りが速いペースで走ってるからと、息の上がるほどの速さで走る』という事は、
熱中症や倒れたりする恐れがあるので、絶対やってはいけ無い事として紹介されている事なんです。
大人がやってはいけ無い事を、子供だからやって良いわけがありませんよね。
そんな事を推奨している学校に、自分の命を預けてはダメです。
無理だと感じたら、周りから何を言われようとも、体育を見学するなりして休みましょう。
普通体型で体力の無い人が、一番危ない
特に、体育を見学する勇気を持つべきなのが、太ってい無いのに体力が無い人です。
学校も、目に見えて太っている生徒などには、割と気を使ってくれます。
でも、私もそうでしたが、太っていないのに体力がない人に対しては・・・!?
『たるんでる』とか、『体力がなさすぎる』とか、『やる気の問題』と言いながら、大人にはドクターストップをかけるようなツラい事を強いてきたりします。
10代の頃は、学校の先生や、学校の行事、あるいは親の言う事は、全て正しい事のように思うかもしれませんが、最終的に自分を守れるのは自分だけです。
あまりに自分の体力に合わ無いような事をやらされていると感じたら、勇気を出して、体育をサボりましょう。
体育の授業のサボり方(見学はこうしよう!)
今と、私の学生時代では、時代が変わっているかもしれません。
しかし、私がやってきた、体育の見学の仕方、サボり方を紹介します。
ステップ1 勇気を持つ
やはり、体育の授業が辛くても、参加すればできるかもしれないという思いは頭の片隅にあったりします。
また、体育を見学すると、周りの生徒や、先生から何か言われる可能性もあります。
だから、体育を見学するのを避けてしまって、ちょっと無理してしまったりします。
そうならないためには、まずは勇気を持って、『今日の体育は見学する!』と肝に銘じるところから始めます。
ステップ2 親か保健の先生に、体力が無い事を理解してもらう
体育を見学すためには、親が学校に『今日は見学させてください』と伝えるか、保健の先生の判断が必要です。
なので、親か保健の先生のどちらかに、『暑い日に体育をやったら気持ち悪くなった事がある』とか、『最近、体調が悪い』とか、
『体育の時間にやらされる事に、体力的についていけない』とか、自分の抱えている問題を正直に話してみましょう。
親も保健の先生と、両方にアプローチすれば、どちらかは聞く耳をもってくれる確率が高いです。
ステップ3 味方がいない場合は、保健の先生に『今日は体調が悪い』と言い張る
もし、ステップ2を試しても、親も保健の先生も体育会系で理解してくれないのなら、『今日は体調が悪い』と言い張るしかありません。
私の場合、最初は、親も保健の先生も味方になってくれませんでした。
ですが、今日は体育をやると明らかに具合が悪くなると自分で判断した時、体育をやる前の具合が悪くなる前から・・・!?
『今日は具合が悪いから、体育には参加できない』と、かたくなに言い張りました。
そうすると、保健の先生も、具合が悪いと言っている生徒が体育に出て、病院にでも担ぎ込まれたら責任問題になりますから、休ませてくれるはずです。
そうやって、体力が弱いキャラを作っていけば、割と見学しやすくなっていくはずです。
というわけで、今日は体力が元々ある人が見たら、絶句するか、怒り出すような記事ですが、私は結構大切な事を書いたんじゃないかと思っています。
まとめ
体育の授業を見学するというのは、勇気がいるし、遠慮してしまいがちになる。
しかし、自分の体力に合わ無い事を授業でやらされる場合、そこは勇気をもって見学するべき。
学校は、必ずしも生徒の個々の体力に応じた授業を行わない。
むしろ、大人がスポーツをする場合に、絶対するなと一般的に言われているような事を、推奨しているような場合もある。
とにかく、自分の体があまりに悲鳴をあげるような事は、トップアスリートを目指すような人は別だが、一般の人にとっては害のある事である可能性が高い。
そこは、無理やりやらされそうになったとしても、『今日は体調が悪い』と言い張ってでも、避けるべきである。