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この本の触りを読みたい方は、ぜひ、私のダイヤモンド・オンラインでの連載をお読み下さい。こんにちは。文章と会話の専門家、放送作家の渡辺龍太(@wr_ryota)です。
昨日、2016年の最後という事で、関わっている番組の忘年会に出席してきました。
そこで、ビンゴが行われて、とっても嬉しい物を引き当てました!
日本酒の高級ブランドで有名な、久保田の百寿、萬寿、千寿の720mlの飲み比べセットです。
久保田というと高級なイメージがあったのですが、アマゾンで値段を調べたところ、意外に1万円を切ってました。
なので、今回は日本酒の久保田のランクが変わると、味がどう変わって、製法の何が違うのかというのをレポートしてみます。
日本酒・久保田とは!? ランクって何!?
念のため、簡単に日本酒・久保田について、おさらいしておきます。
と言いながら、ちょっとググって調べたところ、結構、知らない事がたくさんありました。
日本酒・久保田の製造元は朝日酒造株式会社(新潟)
久保田の製造元は、新潟県の朝日酒造株式会社です。
日本酒の原料は何かと言えば『米』ですから、やはり、米どころの新潟県の発祥の会社なんですね。
そして、創業は1830年だそうです。
江戸時代も終わりに差し掛かった頃、新潟で起業した人がいたんですね。
日本酒・久保田のランクって何!?
久保田は辛口の日本酒として有名です。
同じ久保田の辛口のお酒といっても、ランクがあって、百寿・千寿・萬寿と、数字が上がるごとに値段が全然違います。
その違いは何かというと・・・!?
百寿 | 特別本醸造 |
千寿 | 吟醸酒 |
萬寿 | 純米大吟醸 |
という感じで、製法が違うから値段も違うようです。
そして、それぞれの製法は何なのかというと・・・!?
日本酒を作るにあたり、人工的にアルコールを添加しているかとか、米の精米具合の違いがあるようです。
そして、この表から考えると・・・!?
百寿(特別本醸造) 精米歩合70%以下、麹歩合15%以上、若干のアルコールを添加。 千寿(吟醸酒) 精米歩合60%以下、麹歩合15%以上、若干のアルコールを添加。 萬寿(純米大吟醸) 精米歩合50%以下、麹歩合15%以上、アルコール添加をしていない。
精米度合いが50%の萬寿は、お米を半分ぐらいまで削ってからお酒の原料にしている事になるので、そりゃ高くて当たり前ですよね。
ランク順!日本酒久保田の飲み比べ《百寿》
ここからは、私の主観による、ランク順の日本酒・久保田の飲み比べの感想をご覧ください。
まずは、一番数字が小さく、値段も安い、百寿から飲んでみました。
値段を調べると、一升瓶で2230円です。
高級ブランドのイメージがありますが、百寿だと割とお手頃な価格なんですね。
味はというと、やはり辛口で飲みやすいという印象。
どこかに、甘い香りがあって、クセが無いという感じでした。
私が久保田の一番やすいブランドだと思って飲んでいるためか、ちょっと普通っぽい印象を持ちました。
ランク順!日本酒久保田の飲み比べ《千寿》
同じく、久保田千寿をアマゾンで見てみると、一升瓶で2800円でした。
これぐらいなら、まだまだ別に、そんなに高いという訳でもないですよね。
というか、ブランドの数字は百から千と10倍になるのに、値段の違いはたった数百円です。
でも、味はというとブランドの数字が変わる様に、百寿とはガラっと変わって、濃くなった印象です。
香り、味とかが、百寿を濃縮したような感じで、こちらの方が特徴のあるお酒という気がしました。
あらゆる物が、濃い味が好きな私としては、千寿はかなり好きだと思いました。
※値段から考えてみても、百寿・千寿は、濃いのが好きな人と、薄いのが好きな人の好みの違いに対応しているだけかもとも感じました。
ランク順!日本酒久保田の飲み比べ《萬寿》
最後に、一番高い、久保田・萬寿を口にしてみました。
さっきも言ったように、百寿、千寿って、あんまり値段が変わりませんよね。
それなのに、何で720mlの飲み比べセットが8500円もするのかというと、萬寿が高いからです。
一升瓶で、約1万円です。
この価格だと、『ちょっとお客さんも来るし・・・』的なノリだったとしても、私の経済感覚では手が出ないです(笑)
なので、ちょっと興奮しながら、萬寿を飲んでみると、高い理由に納得しました。
千寿よりも洗練された香り、喉越し、スッキリさがある気がします。
とはいえ、『美味しいに違いない!』と思って何かを食べると、人間は美味しい理由を舌で積極的に探すそうです。
なので、私も『高級品』と知って飲んだので、もしかしたら、より美味しく感じたのかもしれません。
以前に、カリフォルニアワインのオーパスワンを飲んだ時に、普通のワインと全然違うと感動した事がありますが、そこまでの違いはありませんでした。
でも、クセがなく、香りも良いので、お金持ちだったら、萬寿、萬寿、した飲み会を開きたいと思いました。
とはいえ、普通の経済力の人が買うなら、私は味・コスパを考えて、千寿が結構オススメしたいと感じました。
日本酒久保田って、
百寿・千寿・萬寿だけじゃない!
今回、こうやって飲み比べをして、初めて知ったのですが、久保田は、百寿、千寿、萬寿意外に、紅寿とか、碧寿というのがあるそうです。
価格帯を見ると、千寿と萬寿の間の品質みたいですね。
どおりで、千寿と萬寿の間の価格差がスゴかったようです。
機会があったら、こちらの3種類の日本酒も、いつか試しのみをしてみようかと思っています。
まとめ
忘年会のビンゴ大会で、日本酒の久保田の飲み比べをあてた。
飲み比べるにあたり、ランク順にどうして値段が違うのかを調べたら、精米度合い、アルコールを足すか、足さないかなどの違いがあった。
そして、実際に飲み比べてみると、いずれの久保田も辛口で飲みやすい印象。
しかし、ランクが上がるにつれて、高級感が増すのは明らかな感じだった。
私のコスパを含めた好みとしては、千寿がオススメ。
百寿も悪い酒ではないけど、ちょっと千寿を薄めた様な味な気がした。