2016年8月14日に日付が変わった頃、NHKで錦織圭選手のオリンピックの試合を見ていたら、画面上部に緊急速報が出ました。
なので、『中国や北朝鮮とかに、何か動きがあったのかな!?』と思ったら、『SMAP解散!』という、これまた凄いニュースが流れてきました。
もう、5人そろって『世界に一つだけの花』など、名曲を歌っているのは見れないのか〜、テレビっ子である私も衝撃を受けました。
そして、思わず、ツイッターで、こんな呟きをしてしまいました。
スマップ解散か。いいとも最終回で、香取慎吾さんが『タモリさんこれからも、辛かったり苦しかったりしても、笑っててもいいかな?』ってタモさんに聞いて、タモさんが『いいとも!』って言ってた下りを、なんか思い出した。
— 渡辺龍太 (@wr_ryota) 2016年8月13日
なんで、そこのシーンが強烈に思い出されたのか、上手に説明できないのですが、共感してくれた人も結構いたみたいです。
さて、そうこうしているうちに、熱狂的なファンの一部に、『後追い自殺』をしてしまう人がいるんじゃないかと、急に心配になりました。
『野猿』の解散で後追い自殺をしてしまったファン
なぜ、後追い自殺が気になったかというと、大きく分けて、2つの理由があります。
1つ目は、『とんねるずのみなさんのおかげでした』から発生した音楽ユニット、『野猿』が解散した時に・・・!?
後追い自殺をされた方がいたニュースを思い出したからです。
野猿の後追い自殺の経緯
2001年、福岡出身の女子高生二人が、東京港区のマンションから飛び降り自殺をするという事件がありました。
2人が東京にいた理由は、野猿の解散コンサートを楽しみにしていたからです。
さらに、死の直前には、
「野猿が解散するならどうなってもいい」
とも、周囲に語っていた事もあるそうです。
もちろん、それが直接の原因と断定できるわけではないですが、かなりの影響力があった事は確かでしょう。
SMAPの人気は、野猿の比じゃない
野猿も人気はありましたが、やはり、SMAPほどの人気者ではなかったと思います。
だから、SMAPの影響力の大きさを考えると・・・!?
行政レベルで注意しても良いんじゃないかと思ってしまいます。
ポケモンGOが危ないとか、そんな事を言っている場合じゃないかもしれません。
仕事上、熱狂的なスマップのファンに接して思う事
後追い自殺をする人がいるんじゃないかと思う理由の、2つ目は、実際に熱狂的なアイドルファンと言われる人たちに接した時の感覚です。
すでに元気が無くなっていた、SMAPファン
放送作家をやっていると、私の周りにも『SMAP』に会いたいから芸能・テレビ業界で働き始めたというような人もいます。
その中でも、とりわけSMAPファンだった人の中には、解散が確定する前に、既に生きる気力を失いかけているような人もいたんです。
なので、解散速報をテレビで目にした時、『大丈夫か?』とメールを入れようかと真剣に思ったくらいでした。
(↑そもそも、メールを知っているほどの近しい間じゃないので、しませんでしたが・・・。)
SMAP解散で落ち込む人への接し方
さて、私は専門家ではないので何とも言えませんが、そういうファンの喪失感っていうのは、
配偶者の死や、ペットロス症候群で苦しむ人の心理状態に、近いのではないかって思います。
そういう人が『自殺』の様な最悪な結果にならない様にするために、接し方を工夫してあげたほうが良いんじゃないかと思いました。
SMAP解散を軽い問題のように扱ってはダメ
配偶者の死や、ペットロス症候群で苦しむ人に接する上で、一番やってはいけないのが、本人が悲しんでいる問題を『軽い問題』の様に周りが扱うことだそうです。
『そんな事はしないよ!』と思うかもしれませんが、同情するだけのつもりが、悲しみにくれる本人には、つらいという事もあるそうです。
例えば、子供を亡くした人に向かって、『次の子が早く産まれると良いね。』とか、
ペットを亡くした人に、『結局は、たかがペットだから、そこまで落ち込んでるのは損だよ』とか、そんな感じです。
時々、デリカシーのない人がいますから、当人は励ますつもりで、こういうよく聞けば『軽い問題だ』と聞こえる発言をしそうな人っていますよね。
デリカシーのなさそうな人に、SMAPファンへの接し方を伝えたほうが良い
という事で、もし自分の身の回りに、デリカシーのなさそうな人がいたら、
すごく悲しんでいるSMAPファンとは、あまり関わらない様にと、伝える必要があるんじゃないでしょうか。
今年の前半、俳優の伊勢谷友介さんが、SMAP騒動について『あほくさ』とTwitterでつぶやき・・・!?
あほくさ。
スマップの事なんかより、未来において大事な選択肢が国会で選択されてる。
人が求めるからだというエクスキューズで、大事な事から目をそらし、どうでもいい事に、注視させるメディアに、どんなリテラシーがあるんだろうか。。。— 伊勢谷友介 《座右の銘☞挫折禁止》 (@Iseya_Yusuke) 2016年1月20日
ファンたちが大激怒の、炎上騒動が起きました。
この時は、こういうSMAP解散を軽い事と扱う人への怒りで終わりましたが、実際に解散が確定した今、『後追い』を決意してしまう人もいるかもしれません。
というわけで、SMAP解散のニュースを見て、野猿の後追い自殺、私の周りのSMAPファン、そして、デリカシーのない知り合いの事を思し、
SMAPファンへの気遣いを周知していかないと、場合によっては、最悪な結果になっちゃう人も出るんじゃないかと、心配になりました。
まとめ
2016年8月14日の未明、SMAP解散のニュースがNHKの速報でも放送された。
それを見て、私は『後追い自殺者』が出るんじゃないかと、気になってしまった。
その理由は、『野猿』の解散にショックを受けて、自殺をしたファンが2名もいた事。
そして、私が接する熱狂的なSMAPファンが、解散が決定する前の段階で、相当落ち込んでいた事。
そこまで落ち込むっていうのは、配偶者の死や、ペットロス的な心理状態になっているんじゃないかと推測。
なので、そういう人に接するのと同じように、『SMAP解散=軽い事』というような扱いをしないように、
特にデリカシーのない人に徹底していったほうが良いんじゃないかと思った。