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この本の触りを読みたい方は、ぜひ、私のダイヤモンド・オンラインでの連載をお読み下さい。こんにちは。文章と会話の専門家、放送作家の渡辺龍太(@wr_ryota)です。
最近の日本のトイレの進化は凄まじく、人間に必要な動作はパンツを下ろして、あげるだけと言っても良いレベルになりました。
でも、どんな事にもメリットがあれば、デメリットがあるみたいです。
最近、私の家に、用を足した後に自動洗浄してくれるアラウーノというトイレが完備されました。
アラウーノのおかげで、とても快適なトイレライフを送っているのですが、自動洗浄のデメリットが、ひしひしと私の人生を蝕んでいます。
最強の自動洗浄トイレ!アラウーノの使用感
まずは、アラウーノの良い面をご紹介します。
このトイレは、いつも清潔な感じで使えるトイレです。
なぜなら、50秒以上席に座った場合は、トイレが『使用者は大をしている!』と判断して、洗剤を使って自動洗浄します。
だから、便器に大がこびりつく心配もなく、匂いも抑えられて、清潔感にあふれているのです。
もちろん、自動洗浄ですから、人間がわざわざ洗浄のために、レバーをひねるというような動作も必要ありません。
単に、用を足して、その後に立ち上がれば、それで自動的にトイレが判断して、水を流してくれるのです。
本当に、人間がする必要があるのは、用を足すという事だけなんです!
まるで、草原の生き物が、立ち止まるだけでオシッコや糞をするように、ハイテク自動洗浄トイレがあれば、人間もそんな感覚で用を足せるのです。
自動洗浄トイレの落とし穴!人間の退化が怖い
さて、私は放送作家という仕事がら、テレビ局で仕事をします。
実は、NHKって古い建物なのですが、トイレが割とハイテクです。
だから、アラウーノほどハイテクではありませんが、トイレに自動洗浄機能がついているのです。
そのため、NHKで多く仕事をしている私は、家でも職場でも、最近は、もうトイレを流すという行為から完全に解放されてしまいました。
しかしながら、そのトイレが自動洗浄で人間を甘やかすという行為が、とても恐ろしいことなのです!
なぜなら、あまりにトイレの自動洗浄に甘やかされすぎると、トイレの後に『汚物を確実に流す!』という習慣が崩壊してしまうのです。
つまり、毎回、当たり前のようにトイレが自動で流してくれる環境にいると、不意打ちのように、通常のトイレを使った時に・・・!?
昔の習慣を思い出せるとも、100%言い切れないのです。
私も、他人の家のトイレを使用した後など、後一歩で、完全に流さないで外に出て行くような瞬間が何どもありました。
家にお邪魔するほど気が知れた仲間の家での流し忘れであれば、事情を話せば理解してくれるかもしれません。
しかし、小さな会社や飲食店のトイレで流し忘れて、その後に、偉い人や女性が入ったらと思うと、恐ろしいですよね。
そうやって冷や汗をかき続けた結果、今では、アラウーノの自動洗浄機能は使わないという事にしています。
というわけで、もし、トイレをアラウーノなどに新しくして自動洗浄にしてみようと思っている方がいたら、それには十分注意してください。
私のオススメは、自動洗浄機能はオフにして、常に自分で確実に流すという習慣は維持するという方法です。
まとめ
自宅のトイレがアラウーノという、用を足した後、自動洗浄で流れるトイレになった。
また、よく働いているNHKも、トイレは用を足した後に自動洗浄で流れる。
その結果、私の用を足したらトイレを流すという習慣が、自動洗浄で崩壊しそうになってしまった。
それにより、大事な人の家などで、もう少しで、トイレの流し忘れが発生するような場面に直面した。
なので、多くの人に、あまりトイレの自動洗浄は使うべきではないと警告する記事を書いた。