長髪女子アイキャッチ

みうらじゅんさんの、無い仕事の作り方という本を読んで、とりあえず、ロン毛にする事を決意した放送作家の渡辺龍太です。

 

この本には、クリエイターなら、『こいつは何か独特な視点を持っているぞ!』という風貌にした方が得だと書いてあったので、坊主から1年以上かけてロン毛にしてみました。

 

すると、まったく予想外だったのですが、坊主の男性としては理解不能だった女子の気持ちが、分かるようになったのです。

 

というわけで、今日は目からウロコの、男子必見の女子の気持ちをご紹介します。




 

ニオイに敏感な女子の気持ち

女子って、男性に比べるとニオイに敏感ですよね。

 

だから、ちょっとタバコのニオイがしていたりする部屋に対して、男性からすると『そこまで怒る?』というレベルで怒っている女子に遭遇する事もあります。

 

あるいは、肉好きな女子は多いけど、焼肉のニオイが気になるという、男子からすると、意識が高すぎるような女子にも遭遇します。

焼肉

 

今まで、そんな女子を見て、私は『女子は短気でワガママな生き物である』と思っていましたが違うと確信しました。

 

原因は、女子の長い髪の毛にあったのです!

 

 

髪の毛はまるで、ニオイの収納庫

私がロン毛にして髪の毛が鼻にかかるようになった頃、焼肉屋に行きました。

 

すると、焼肉屋に帰ってからも、いつもよりも、ずっと自分の体から焼肉のニオイが消えず、焼肉屋感がずっとしていました。

 

あまりにも長い間、焼肉のニオイが消え無いと、胸やけ的な気分が悪くなってくる様な感じもありました。

 

初めは原因が分からず、『今日の焼肉屋のニオイが強烈だったのかな?』とか、焼肉屋の責任だと思っていたのですが、そうではなかったのです。

 

原因は、髪の毛なのです!

髪の毛女子

 

髪の毛が、とにかく焼肉のニオイを吸着して、2〜3時間は平気で焼肉のニオイを出し続けます。

 

そして、頭を少し動かして髪が揺れれば、ニオイが顔全体に降り注ぐわけです。

 

まるで、焼肉屋に行った後は、焼肉屋を顔の周りに連れて歩いているような感じといっても良いかもしれません。

 

もちろん、焼肉以外でも、タバコのニオイも同じで、喫煙者の側によると、数時間はニオイを嗅ぐ羽目になります。

 

この体験をした後、私は女子を見る目が変わりました。

 

ニオイで怒り狂い出す女子がいても白い目をせずに、『分かるぜ!分かるぜ!』という、クールな感じで対応できるようになりました。

 

 

あまり外では遊ばない女子の気持ち

私は現在30代前半の、昭和最後の世代です。

 

そんな僕らの子供時代は、男子は外で体を動かして遊び、女子は室内でお人形で遊ぶというステレオタイプなイメージが世の中で共有されていました。

 

しかし、そんな幼少期を過ごした我々も、大人になると全く事情が変わるように思えます。

公園女子

 

30代に突入した僕ら男性は、パソコンとにらめっこをして仕事をし、ストレス発散のために座りっぱなしで酒を飲み、はたまた座りっぱなしでパチンコを楽しんだりしています。

 

一方、私の周りの30代の女性と来たら、仕事が終わったらショッピングタイムと歩き回り、ジムで体を動かし、男性に比べて食欲も無いのにバイキングの様な座りっぱなしにならない飲食店を好みます。

 

こんな姿を見ていると、潜在的には女性の方が、男性よりも体を動かすのが好きなのでは無いかと思ってしまうほどです。

 

では、なぜ幼少期に、女子は男子に比べて大人しいと思われていたのかというと、その原因は体力の違いではなく、”髪の毛の長さ”にあったと私は思うのです。

 

 

髪の毛は、思った以上に視界を奪う

先日、小学校からの友人と、ロン毛になって以来、初めてのキャッチボールをしました。

 

そもそも野球は上手では無いですが、圧倒的に下手になっていました。

 

というのも、ボールを取ろうとして上を見上げたりすると、髪の毛が目や口に入って、まるで集中できないのです。

 

そこで、私は『たんま!』と昭和的な単語を友達に告げて、近所のコンビニで髪の毛用のゴムを買いました。

 

そして、子供時代の柔ちゃんこと、谷亮子選手の様な髪型にしてキャッチボールに再戦したところ、圧倒的に動ける様になりました。

 

とはいえ、やっぱり、坊主時代に比べると髪の毛を結ぶのは手間ですし、中途半端な長さだと、完全に顔にかからないように髪を結ぶのは不可能です。

 

だから、坊主時代の自分と比べると、キャッチボールに対するノリは確実に悪くなったと思います。

 

オシャレな女子も、髪の毛を長くしている事で、外で遊ぶ事を潜在的に避けていたりするのではないかと思いました。

踏切女子

 

それに、髪が長いと突風が吹いたりすると、視界が急に狭くなって、車にひかれるのが怖いと思うと気すらします。

 

そんな理由もあって、あまり女子は外に出無いという文化が生まれたの出は無いでしょうか。

 

もちろん、割り切って、柔ちゃんヘアーにすれば良いですが、そうしたくないロングヘアがカワイイ女子も大勢いますしね。




 

牛丼やラーメンを男子ほど好まない女子の気持ち

私は坊主時代、牛丼やラーメンをこよなく愛してやみませんでした。

 

しかし、今はどうかというと微妙です。

 

しっかり、ヘアバンドかゴムを持っているときに限り、牛丼やラーメン屋には向かいます。(グルテンアレルギー発覚後は米麺のみ)

 

なぜなら、器を持ち上げられずに、割と下を向く必要のある食べ物って、ロン毛だと食べにくいんです。

 

ラーメンを食べようと、ちょっと気を抜いて下を向きながら麺をすすったら、一瞬にして自分の髪の毛も一緒にすすりそうになってしまいます。

 

そして、私は気にしませんが、女子でバッチリ髪の毛を決めている人は、食事だからといってヘアバンドやゴムで髪を束ねて髪型が崩れるのが嫌な人も大勢いると思います。

 

一方、女子の好きな、和食のヘルシー定食や、パスタやスイーツという食べ物はどうかというと・・・!?

 

和食もパスタもスイーツも、細かくして自分の口元まで、箸やフォークで運んでいけます。

食事女子

 

髪を結ば無くても、比較的、安心して食べる事ができるのです!

 

おそらく、女子は人生で一度も短髪にした事が無い人もいると思います。

 

だから、女子は長髪の不自由な世界しかしらないので、自分の置かれた状況が、面倒くさいとも思っていないのかもしれません。

 

とはいえ、人間が何かを判断する時には、かならず面倒くさい事はしたくないというのがあるはずです。

 

そのため、無意識のうちにでも分かれてしまう『女子が好きな食べ物』『男子が好きな食べ物』の違いは、実は髪型による食べやすさで決まるのではないかと感じました。

 

 

ロン毛は、まるで纏足!?
そんな事をいうと女子の気持ち悪いと言われるね

さて、こうやって、実際にロン毛で生活してみると、色々と生活に制限が出てきてしまう事が分かりました。

 

そこで、何で女性は、こんなにも生活に制限の出る髪型をしているのか、ちょっと考えてみました。

 

日本人の髪型の歴史を振り返ると、お坊さんは別として、明治より前の日本男児は短髪が基本ではなかったと思います。

 

そして、海外の文化に目を向けると、アフリカの部族などは、男女関係無く短髪だったりします。

アフリカの部族

(※この写真には男性しか写っていません)

 

だから、女子が長髪、男子が短髪、というのは、20世紀以降の西側諸国という限られた世界・時代の常識と言っていいと思います。

 

では、その常識がどこから生まれたのか考えると・・・!?

 

産業革命以降、伝統や見た目の美しさより、生産性を人類が追求しはじめた事にあるのではないでしょうか。

 

おそらく、産業革命以降、男子の髪型は見た目や伝統より、機能性が重視されて髪が短くなったのだと思います。

 

一方、髪は長いままですが、女性も産業革命以降は、ファッションは見た目よりも機能性が重視されるようになったように思います。

 

例えば、一般庶民はしていなかったでしょうが、中国で行われていた纏足や、ヨーロッパで使われていたコルセットも女性に対して使われ無くなったのは、女性の生産性を上げるためだと思います。

 

しかし、コルセットや纏足と違って長髪というのは、体に大きな負担がかかるわけでもないので、美しさを求めて、男女ともに望んだ結果、それだけ生き残ったのではないでしょうか。

 

そうやって考えると、人類の髪型の未来は2種類考えられる気がしました。

 

一つ目は、再び生産性よりもファッションが重視されて、男子でも女子の様に長髪という選択肢も市民権を得る時代。

 

そして、もう一つは、とことん生産性や男女平等が追求され、女子の髪型も、生活に不便だという声が上がり、割と短くなっていく未来です。

 

どうなるのか分かりませんが、私は長髪女子は好きですし、自分自身もロン毛なので、私は1のパターンの未来が来て欲しいと思っています。




 

まとめ

ロン毛にしていると、生活の上で不便な事が多い。

 

そして、女性は長髪の人が多いので、短髪の男性に比べて、結構、面倒な生活をしている。

 

そのため、女性が臭いに敏感であったり、体を動かすよりも室内にこもっていたりするイメージが出来ているのではないかと思った。

 

そして、なぜ、そういう女性が長髪であるという常識が出来たのかと考えると、それは、ある種、生活に制限が出ても美しくあるべきだという、纏足などの名残に近いものではないかと思った。

 

そういった事から、人類の髪型の未来は、男性も長髪が許される世界か、女子にも短髪が求められる時代だと思う。

 

もしそうなら、私は男性も長髪が許される世界を望む。