波長が合うアイキャッチ

日本人は、多くの外国人に比べると、『もったいない精神』が優れています。

 

それは長所でもある反面、短所でもあり、日本人はあらゆる事において、捨てるという事が嫌いです。

 

そのため、『いつか使える可能性がある!』と、ガラクタの様な物 を、狭い家に溜め込んでいる人が多かったりします。

ガラクタ

 

そして、日本人の人脈作りにも、そういう傾向が、かなり強く現れています。

 

だから、仕事に共通点や利害関係があったり、特に気が合うわけでもない偉い人とも、頑張って仲良くしようと努力していたりする人がいます。

 

しかしながら、それって損するだけで、時間の無駄なんです。

 

人脈の広げ方の一番シンプルで重要なコツは、本当に気の合う人とだけ、関係を保っておくという事なのです。




 

会話の波長の合う人とだけ付き合うのが、
最強の人脈の広げ方の理由!

とはいっても、気の合わない人とだって、何かお互いメリットのある関係になるかもしれないと思っている人も多いですよね。

 

でも、自分が一緒にいて『気が合う』と感じない相手は、その人もどこか自分に対して『距離がある』と感じているものなのです。

 

そして、誰だって心理的に『距離がある』と感じている人に対して、基本的には、親身になったりは出来ないものです。

親身になる

 

だから、例え、自分としては人脈が欲しいと思っている相手でも、気が合わないなら、あえて努力して人脈を築く必要はありません。

 

同じエネルギーを割くなら、新しく波長の合う人との人脈を広げようと努力したほうが、何倍も効率的です。

 

特に、新たな出会いは努力で増やせますし、関係が続かなくとも、あらたな人との出会いというのは勉強になります。

 

ですが、同じ相手で無理して付き合っていても、新たに学ぶ事も無くなっていき、時間を失うだけで、その時間を取り戻す事は不可能です。

 

一つの目安として、5回以上会っていたり、10分以上も1対1でも会話をした事があるのに、一度も会話が盛り上がらなかったというのなら、・・・!?

 

その先、何回、その人と会っても、会話が盛り上がらない可能性が高く、あなたとの心理的な距離は埋まらないと思って良いでしょう。

 

 

会話の波長の合う人とだけ付き合うべき!
一流の人ほど、人間関係にシビア

お互いに親身になる事のできない、波長の合わない人と無理して付き合う事がよくない理由を、さらに掘り下げてみます。

 

仕事の出来る人であれば、あるほど、とっても物事の価値にシビアな人が多いです。

 

なので、こちら側に『すごい人と絡みたい』と下心があるように、相手にとっても、この人間関係に何らかの価値がある事は確かです。

 

では、どういう価値なのかというと、『メンバーの数合わせ』、『こき使える奴が欲しい』、『見た目がカワ イイから下心がある』とか、そういう理由です。

 

※お互いに明らかに仕事などで利害関係がある場合は、多少無理にでも、付き合いを継続した方が良いと思います。

 

要するに、『あなたとの会話、つまり、あなた自身』に価値を感じているわけでは無いのです。

 

誰でも良いので飲み会のメンバーが集まれば良いし、こき使える人がいればいいし、カワイイ子が側にいれば良いだけなのです。

人脈作り

 

そんな、あなたに対して関心の無い人との関係を続けても、どんなに相手が一流であっても、あなたの時間を無駄にするだけなのは明らかですよね。

 

なので、この人脈の広げ方は、間違っていると私は思います。

 

一方、少なくとも、あなたが『お互いに気が合う』と感じる一流の人は、相手も、あなたに自身に対しても何らかの価値を感じているはずです。

 

自分は、特に何の価値のない人間だと、あなたが思っていても、相手としてみれば・・・!?

 

『自分の知らない若者の話が聞きたい!』とか、そういう、あなたにしかない価値を求めている可能性が非常に高いはずです。

 

これだけ考えても、付き合うべき一流の人は、『気の合う、波長の合う人』に 限定した方が得な事がわかりますよね。




 

人脈の広げ方のコツ!類は友を呼ぶ!

さて、誰もが付き合いを持ちたいと思うような人というのは、『類は友を呼ぶ』で、そういう一流の人とつながっている可能性が非常に高いです。

 

つまり、自分と波長の合う偉い人と付き合っていると、あなたと波長の合う別の一流の人を紹介してくれる可能性が高いのです。

 

 

渡辺龍太の実体験 一流の人脈の広げ方

私は自分のプロフィールの欄に、著書『朝日新聞もう一つの 読み方』、Amazon ベストセラーランキング1位(メディアと社会部 門)と仰々しく載せています。

「朝日新聞」もう一つの読み方

 

この本を出版できたのも、波長のあう一流のテレビ業界の先輩が、私にとって波長の合う別の一流の方を紹介してくれたという、人脈の広げ方があったからなんです。

 

私が20代の半ばだった頃、一流のテレビ業界の先輩に出会いました。

 

当時、私は直接、その先輩と仕事を一緒にしていた訳ではなかったのですが、一緒にいて『楽しい』と思うような先輩でした。

 

なので、その先輩と関わりを持ち続けていたら、ある時、その先輩が本を出版するという事になりました。

 

それならという事で、私もブログで本の紹介記事を書くなどして、本の販売のお手伝いを多少しました。

 

そんな事をした後、改まって、その本の出版パーティーが開催されたので、私も出席したんです。

 

すると、本を出した先輩は、そのパーティーに参加していた NPO 法 人の会長を『良い人だから』と、私に紹介してくれたんです。

 

やはり、波長の合う先輩の交流のある人だけあって、私にとっても波長が合う方で、その NPO 法人の会長との会話が大変盛り上がりまし た。

NPO会長

 

その結果、その後も、メールなどのやり取りなどをしながら関係は 続き、そのNPO 法人の会長と知り合って2年ほどが経ちました。

 

すると、ある時、私の朝日新聞に対する持論を聞いてくれた NPO 法人の会長 から、久々に連絡を頂いたと思ったら・・・!?

 

日新報道という朝日新聞に関する本をたくさん出版している、 老舗の出版社の社長に合わせてくれたのです。

 

すると、その出版社の社長とも、私はとても波長が合いました。

 

そして、NPO 法人会長は『この人(私)の言っている事は面白いから、本にした方が良い!』という、出版社社長にと口添えもしてくださりました。

 

その結果、気がつけば、私は自分の著書を出版できたのです。

 

これは、本当に『波長の合う人とだけ付き合う』という、人脈の広げ方をしていたから起きた事だと思います。

 

 

人脈の広げ方のコツ!業界などは気にする必要は無い

ところで、NPO 会長と聞けば、私のいるテレビ・出版業界とは、あ んまり関係無いように見えますよね。

 

でも、その会長の紹介で、私の人生は大きく変わりました。

 

つまり、一流の人脈の輪を広げるためには、『この業界の人だけ!』とか、限定してはダメなのです。

 

スゴイ人は、スゴイ人で横のつながりがあるので、業界の違いなん か関係はなく、限定すべきなのは、『波長があうかどうか』、その一 言に尽きるのです。

人脈作り

 

というわけで、人脈の広げ方で悩んでいる人がいたら、とにかく、色々な人と出会いましょう。

 

出会いの母数を上げれば、『波長の合う人脈を持った偉い人』と仲良くなれる可能性も高まります。

 

そして、そういう人の人脈を頼りに、いろいろな人を紹介してもらって、自分の『波長の合う人脈』を広げていきましょう。

 

もちろん、会社の同僚など、波長が合わなくても我慢して付き合わなければならない関係もありますが、そうでないなら、無理してまで付き合わ無いようにしましょう。




 

まとめ

良い人脈を築きたいからと、時々、あまり気が合うと思わ無い人とも、無理して付き合いを続けている人がいる。

 

しかし、それは良い人脈の広げ方ではない。

 

なぜなら、自分が気が合わ無いと感じる相手は、相手も『心理的な距離がある』と、かなりの確率で思っている。

 

お互いに距離があると思っている関係では、お互いを助け合うような、良い人脈は期待でき無い。

 

また、会話の波長が合うと自分が感じる人は、『類は友を呼ぶ』で、似たような人と仲良くしている可能性が高い。

 

だから、波長の合う人と、一人でも仲良くなれば、また別の波長の合う人を紹介してもらえる可能性が高まる。

 

というわけで、効率的な人脈の広げ方のコツは、とにかく『会話の波長の合う人と付き合う』という一言に集約される。