10月1日(土曜)の、インプロ(即興)ワークショップで、『会話がかみあわない原因』を取り除くためのワークを行いました。
特に初対面など、あまり親しくない人と会話する時、時々、『会話がかみあわない』という状態になり・・・!?
何となく、ビミョーな沈黙が流れる事がありますよね。
その原因は、もちろん『相手と自分のイメージの共有化ができていない』という事なんです。
今回のワークショップでは、そこに気付くための会話のシミュレーションを、インプロ(即興)で色々と扱いました。
なので、このブログでは、ワークショップでやった基礎トレーニングの様子を通じて、なぜアイデアをちょうど良い大きさにすべきなのかを書いていきます。
※インプロについて知らない方は、こちらの記事をどうぞ!
『会話がかみあわない原因』インプロワークショップ編
今回も、全員で輪になって、1文節づつ言っていき、一つの話を作るというトレーニングから入りました。
具体的には、こんな単純な事です。
このトレーニングは何のためにしているかというと・・・!?
『適切な時に、適切な分量のアイデアを、次の人が受け取りやすい形で発信する』というのを鍛えるためです。
このゲームは、極めて単純に見えると思いますが、意外に、詰まってしまったり、1文節では止められないという人が多くいるんです。
会話がかみあわない原因は、話の流れへの意識
そうなってしまいがちの人は、比較的、『会話がかみあわない』という経験が多いはずです。
例えば、このゲームのダメな例が、こんな感じです。
なりながら食べた?
ヒラオさんは、自分で『暑すぎてアイスクリームが』が発言した時点で・・・!?
『暑くてアイスクリームがベタベタになってしまった』と、会話の全体像の強いイメージを持っています。
だから、ジマオさんが『暑すぎてアイスクリームが美味しいと思って』と、文章的には『買いに行った』とか、『冷凍庫を見た』と繋がるのが自然な流れになったのに・・・!?
『ベタベタに』と、最初に自分が思った先入観を修正せずに、自分のイメージどおりの展開の話を続けています。
こうなると、『暑くてアイスクリームが溶けた』というイメージが無いジマオさんとしては・・・!?
相手とイメージが共有できないという状態が発生し、沈黙になってしまいます。
そして、沈黙の原因はヒラオさんにあるのに、沈黙を作り出したのはジマオさんは、自分の責任で沈黙が生まれたと感じて、とても不安になってしまうのです。
これは、ジマオさん的にも、とても気の毒な話ですよね。
会話がかみあわない原因は、過度な先入観
ゲームではなく、実際の会話でも、こんな事が起きてしまう可能性があります。
今やってるっていうのは?
こういうチグハグな会話って、時々ありますよね。
この原因は、ヒラオさんが『上司・ジマオが資料についての発言をする』という事について・・・!?
100%の確率で『印刷の遅れを注意しに来ている!』と、初めから思い込んでいる事に原因があります。
なので、どういう事に気をつけたらよいかというと、『相手から発信された情報のみで会話の内容を考える』という事です。
よく、こうやって話が噛み合わない人に、『相手が言っている事を、よく聞いて!』とアドバイスする人がいます。
でも、逆効果になったりもするのです。
なぜなら、そういう人は、相手の話を聞いた上で、『自分の先入観を加える』というプロセスを追加してしまうのです。
つまり、話が噛み合わない原因は、聞く事ではなく、情報を加えてしまう事なので、それをしないように意識するしかないのです。
今回のワークショップでは、このゲーム以外にも、会話をする人に目的を持たせたり、そんな事をしながら、徹底的に、そういった部分を鍛えるエクササイズをしました。
ですが、このブログの読者の方は、一人でエクササイズをするわけにもいかないと思うので、とにかく『相手の言った事だけで物事を考える』というのを意識してみましょう!
まとめ
10月1日に、浅井企画メディアスクールで、インプロワークショップを行った。
今回のワークショップのテーマは、『会話がかみあわない原因』について。
その原因は、話している人同士が、同じイメージを共有できていないから。
では、なぜ共有できないのかというと、誰かが一方的に先入観を持って『会話として発せられていない事』を共有されている情報だと思ってしまうから。
インプロワークショップでは、それに気づかせるゲームを徹底的に行った。
だが、ブログの読者には、それに特化する事はできないので、とにかく『相手の言った事だけで物事を考える』というのを意識する事がオススメ!