このブログに書かれているコミュニケーションの秘訣などを、もっと濃く書いた書籍が、アマゾン総合で31位を獲得するなど絶賛発売中です。
この本の触りを読みたい方は、ぜひ、私のダイヤモンド・オンラインでの連載をお読み下さい。こんにちは。文章と会話の専門家、放送作家の渡辺龍太(@wr_ryota)です。
昨日、今年の春ぐらいにダイヤモンド社より発売される、「口ベタでも1秒で気の利いた一言が出るすごい話し方99」の原稿を書き終えました。
現在、約19万字になっています(笑)
とはいえ、これが、そっくりそのまま本になるというワケではありませんので、長すぎるという心配はしないで下さいね。
書き終わったと言っても、これから割愛しても大丈夫なトピックや、無駄な表現などを改めて見返し、ザクザク削っていきます。
さて、19万文字も文章を書き続けて、自分自身、色々と気付いたことがありました。
というわけで、今回は、それを皆様にご紹介したいと思います。
文章を書く能力が大幅に上がった!
みなさまの予想通りだと思いますが、一番感じるのは、文章を書く能力が上がったという事です。
ダイヤモンド社で本を書く前も、私は放送作家として「文章」を仕事としていました。
しかし、19万字にも及ぶ、長文を書いた経験は、もちろん、1度もありません。
それに、テレビの台本は、基本的に会話の延長にあり、ロジックもシンプルです。
一方、今回書いた「口ベタでも1秒で気の利いた一言が出るすごい話し方99」という本には、タイトル通り、99個の会話のノウハウが書かれています。
ノウハウのような抽象的な概念を、言葉で説明するのは、非常に骨の折れる作業です。
それを、99個書いたことで、知らず知らずのうちに、物事を単純明快に説明する能力があがったように思います。
やはり、習うより慣れろという、体育会系的なノリも、文章上達には不可欠な要素なようです。
脳の体力が大幅に上がった!
そして、もう一つ、感じるのが、文章を書くという事に対する、脳の体力が大幅に上がった事です。
やはり、「さあ、今日も台本という文章を書き終えたから、ガラッと変えて、今から本のために文章を書くとするか!」という毎日、結構、脳に負担がかかります。
もともと、私は文章を書くのは好きですが、やはり、1日中、同じことをしていては、疲労困憊して嫌になってしまいます。
でも、嫌だなと思っても、やり続けていたら、そんなに苦じゃなくなるように思えていました。
それどころか、ノリよく書いている事が多かったです。
やはり、脳は不思議で、習うより慣れろや、案ずるより産むが易し的な機関なんですね。
というわけで、もし、みなさんが大量の文章の執筆をする事になっていて、精神的な壁にぶつかったとしたら、とりあえず前に進めてみて下さい。
一文字でも書けば、必ず、その文章は1文字分は完成に近づきます!
世の中、必ずしも努力が報われる訳ではありませんが、長い文章を書くという事に関しては、諦めなければ必ず達成できる事なので、お互い頑張りましょう!