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この本の触りを読みたい方は、ぜひ、私のダイヤモンド・オンラインでの連載をお読み下さい。こんにちは。文章と会話の専門家、放送作家の渡辺龍太(@wr_ryota)です。
少し前に、会話のための、知識のアウトプット方法について書きました。
会話上手なりたい人は必見!知識のインプット&アウトプットの裏技
その時に書けなかった、『会話のためのネタ帳』を、どうやって作るかという事に、今回はフォーカスしたいと思います。
文字で書いた会話のネタ帳のダメな部分!
会話のネタを考える時、一生懸命、手帳などにメモを取る人がいます。
一般的には、そういった会話のための文字で書かれたネタ帳は、確かに、役には立つのですが・・・!?
会話が下手な人にとっては、その文字のネタ帳のせいで、逆に、もっと会話が下手に見えてしまう事もあって注意が必要です。
その理由は、文字で書かれた情報に対して、『絶対、段取り通りに言わなくちゃ!』という意識が強すぎてしまう事があるからです。
例えば、明らかに、相手が食いついていない話題なのに、長い時間をかけて、オチまで話したがる人っていませんか?
そうなってしまうと、空気を読みながら即興で作っていくという会話のセオリーが崩れて、妙な空気が流れて、盛り上がらない会話になってしまいます。
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自分の脳内に『会話のためのネタ帳』を樹形図で作ろう
それを防ぐためには、どうしたら良いのでしょうか?
その方法は、文字ではなく、自分の頭の中に『会話のネタ帳』を作るしか無いのです。
具体的なやり方は、自分がテッパンと感じる会話のネタを、様々な人に話しまくって、数多くのアウトプットをして下さい。
そうすると、会話が『盛り上がる時』、『盛り上がらない時』など、さまざまな経験をするはずです。
そうすると、自然に、あなたの頭の中に、樹形図のような物が出来上がっていき・・・!?
※樹形図を知らない方は、こちらを御覧ください。
『この話題に、こんな食いつき方をしてきた人には、こうやって話す!』という感覚が出来上がっていきます。
例えば、自己紹介は誰でも、生まれてから、何回もした事があると思います。
私の自己紹介の場合なら、最初に『放送作家である事』『昔、アメリカで暮らしていた事』『最近ハマっている事』などについて話します。
そして、相手の表情などを見て、一番、食いついてきた事柄について、もっと詳しく話していく感じです。
もし私が、文字だけでオチまで決まったネタ帳を作っていたら、『自己紹介の時はアメリカでの事について話すんだ!』と決め込んでいる可能性があります。
そうなると、別の話題で盛り上がるチャンスを失ってしまうので、圧倒的に損をしていますよね。
文字と頭の中の『会話のためのネタ帳』を使い分けよう
最初に、文字で書いたネタ帳も役に立つと書きました。
では、最後に、文字で書いたネタ帳の上手な使い方をお伝えします。
それは、自分の頭の中に『樹形図』が出来上がっている話のネタを思い出すために、紙に書いておくという方法です。
人は、樹形図が出来上がった脳内のネタ帳の話題は、一度、話しだしたら最後まで話せる傾向があります。
しかし、『自分が何を知っているのか?』という事は、割りと忘れてしまいがちです。
ですから、誰かに会う直前に、自分が樹形図を頭に持っている話題で、相手が食いついてきそうな事は何かと、思い出すためにメモをしておく事が、とても役立つのです。
というわけで、今回は『会話のためのネタ帳』の作り方を説明しました。
この方法を使って、『脳内情報』と、『文字情報』を使い分けて、スムーズで、盛り上がる会話を楽しんで下さい。
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