ブログを書いていると、ブログ自体を書きたいという意思は強いのに、書けないって日がありますよね。
もちろん、そのブログが続かない理由が物理的に忙しくて時間がない、体調が悪いとか、そういうのなら問題ありません。
だけど、PCの前に向かって、『さあ、ブログを書くぞ!』と思っているのに、文章が出てこないのなら・・・!?
アイデアの発想方法という部分に、大きな問題を抱えている可能性があると思います。
実は、私も放送作家の駆け出しの頃、やる気はあるのにアイデアが出てこないというジレンマを抱えていました。
でも、その原因は、ダメな発想方法にあったのです。
という事で、今日は日本テレビの電波少年という番組から全国区になった、『有吉弘行さん』と『なすびさん』の違いを検証して・・・!?
ブログが書けない人の頭の中では、何が起こっているのかを考えたいと思います。
ブログが続かない人が理解すべき、2タイプの人気者
さて、有吉さんも、なすびさんも、日本テレビの電波少年という番組で、全国区の知名度を得ました。
有吉さんは、当時組んでいた猿岩石というコンビで、無銭ヒッチハイクでユーラシア大陸を横断しました。
一方のなすびさんは、全裸でマンションの一室にこもり、ハガキの懸賞だけで生活していました。
当時、二人の電波少年の番組が、なぜ全国区の人気を誇ったかというと、『誰もしない特殊な事をしていたから』です。
そして、電波少年の企画が終了すると、二人は誰もしない特殊な事から足を洗う形になり、一旦、芸能界から姿を消します。
その後、有吉さんは、割と長い年月を置いて、芸能界のトップの一人に返り咲きました。
一方のなすびさんも、有吉さんほどの成功はしていませんが、最近、あの独特な顔をテレビで見かけるようになっています。
電波少年には、二人の他にも多くの出演者がいましたが、なぜ、この2人が現在もテレビで見かける事が多いのでしょうか。
その理由は、世の中には人気者になるためには、『徹底的な自己開示』という方法と、『徹底的に特殊な事をやる』という2種類の方法があり・・・!?
有吉さんは『徹底的な自己開示』という方法を使い、
そして、なすびさんは、『徹底的に特殊な事をやる』という方法を何年もやりつづけたからなのです。
ブログが続かない人は、人気者とは何かを徹底的に知るべき
実は、世の中の人気者というのは、この『自己開示派』と『特殊な事をやる派』と、そのミックスの3種類にしか別れないのです。
では、ここで『自己開示派』と『特殊な事をやる派』の違いについて解説します。
自分はブログが続かないと思っている人は、自分がどちらのタイプなのか(あるいは、タイプを目指すのか)考えながら読んでみてください。
特殊な事をやる派
一般的に誰でも、普通の人が決してやらない事をやっている人に、割と強い興味を持つと思います。
例えば、有吉さん、なすびさんが出演していた電波少年という番組が良い例です。
有吉さんのように、ユーラシア大陸を無銭ヒッチハイクをしている人や、なすびさんの様に懸賞だけで生活している人、普通はいません。
だから、多くの人は、その『特殊な事』に対して強い興味を持ち、特殊な事をやっている人自体が人気者になるのです。
この方法のメリットは、特殊な事をやりさえすれば良いので、誰でも人気者になれるという点です。
しかし、強烈なデメリットがあります。
それは、多くの人は、その人がやっている『特殊な事』のみに興味を持っているだけという事です。
例えるなら、普段、とても地味な友達のいない小学生が、親に最新ゲームを買ってもらって、一時的にクラスの人気者になるというようなものです。
周りの友達は、ゲームに興味があるのであって、その地味な小学生に興味があるわけではありません。
だから、その地味な小学生がゲームをやめたり、ゲームの人気が下がれば、地味な小学生は、再び地味な小学生としか生きていくしかないわけです。
つまり、この方法で人気者になる事を目指すなら、常に特殊な事をやり続けなければならないのです。
『自己開示派』
一方の、自己開示派は、徹底的に、自分が何を思い、何を感じるのかを周りにさらけ出す事で、周りに関心を持ってもらうタイプの人気者です。
例えば、日本のテレビ界のトップと言われる人は、ほとんど、このタイプの人気者です。
だから、例えば、今年の流行語が○○に決まったというニュースが流れたら、世間は・・・!?
ビートたけしさは、これについて、どんなコメントするのかな?
とか、
松本人志さんは、この流行語が嫌いそう。
とか、
坂上忍さんなら、多分、でかい声で文句言いそう。
と、世間は人の思考に興味を持つわけです。
このタイプの人気者のメリットは、特殊な事をやり続けて人気者になるケースに比べると、激しい行動が必要ないので、物理的エネルギーが節約できるという事です。
しかし、デメリットは、何年も積み重ねた徹底的な自己開示を経て、独自の目線という者を構築した人しか、この方法を使えないという事です。
ブログが続かない人は、有吉さん、なすびさんの復活を参考にしよう!
さて、ここまで書いたら、何となく気づいたと思います。
有吉さんは、電波少年までは『特殊な事をする派』でした。
だから、世間は『無銭ヒッチハイクの旅の人』という事で有吉さんに興味をもっていましたが、有吉さん本人には興味を持っていなかったんです。
その結果、貧乏旅をしていた青年(←有吉さんではない)が、日本に帰ってきて大スターになったという一つの物語が終了した時・・・!?
世間は有吉さんに対する興味を失ってしまったのです。
しかし、その後、有吉さんは、深夜番組などで、徹底的な自己開示を行なっていきました。
そうした過程を経て、有吉さんは、多くの人が深層心理は思っていても、普通の人には言語化して表現できないような事を語れる能力を身につけました。
その結果、世間の人は有吉さんはに対して、『有吉さんだったら、これについて何というのかな?』という感じで、思考や人柄に強い興味をもつようになったのです。
一方のなすびさんも、途中まで、有吉さんと同じ運命をたどります。
電波少年で、懸賞だけで人は生活できるんだという一つの物語が終了した時、その物語の外に出たなすびさんに対して、世間は興味を失いました。
しかし、なすびさんは、特殊な事をしつづけて、新たな物語を作り続けたのです。
例えば、劇団を立ち上げたり、エベレストに挑戦したり、あまり普通の人がやらない事をやりつづけています。
その結果、常になんらかの特殊な事をやっている、なすびさんに対して、世間は注目し続けているのです。
ブログが続かない人は、自分が『自己開示派』か『特殊な事をする派』なのか決めよう
さて、ここでようやく本題です。
ブロガーも、この『特殊な事をやりつづけるタイプ』と、『徹底的な自己開示タイプ』、あるいは、そのハイブリッドの3種類に分かれます。
ブログが続かないとか、書けないと感じる人は、自分が『有吉さん』なのか、『なすびさん』なのか考えてみましょう。
おそらく、自分の本質的な部分が有吉さんみたいな人が、なすびさん的な特殊な事をしつづけるブログを書いていても、息が詰まってしまいます。
その逆をするんだって、息が詰まってしまうと思います。
私は、どちらかというと、特殊な事も好きですが、『自己開示派』のタイプのブロガーだと思います。
なので、特殊な事をやったという報告よりは、自分の心の小さな揺らぎに敏感になって、人が噛みつかない事に噛みついたりしています(笑)
だから、私と同じタイプの人だったら、ブログが続かないと感じたら、『自分が心で感じた事』だけをメモにとるなり活動すればよいのです。
一方、特殊な事をやるのが好きな人は、そんな『自分がどう思うか』は、忘れて良いのです。
そして、他にすごい事をやっている人のブログを参考にして、自分なら、もっとすごい事が出来るとアイデアを練れば良いのです。
そうやって、自分が、どちらのタイプの人間なのかを知ると、本当にアイデア出しが楽になるので、参考にしてみてください。
このブログが続かない人の記事を書いて宣言。
新サービスを始めます!
私は放送作家として、こうやって、どうやったら人気者になれるかとか、アイデアを出すのに効率の良い方法というのは、割と普通の人より知っていると思います。
そして、放送作家は『ネタ会議』というのを集団でのブレインストーミングを、とても大切にしています。
しかし、多くのブロガーは、かなり孤独にブログをしこしこ書き続けているような気がします。
なので、このブロガーの世界に、放送作家的なブレストや、自己開示、特殊な事を追求の仕方の手法を持ち込みたいと考えています。
来年度、4月1日のリリースをしたいと思っていますので、ブロガーの方、これからブログを始めたいと思っている方などは、悩みなど、どんな事でも良いのでお話を聞かせてください。