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この本の触りを読みたい方は、ぜひ、私のダイヤモンド・オンラインでの連載をお読み下さい。こんにちは。文章と会話の専門家、放送作家の渡辺龍太(@wr_ryota)です。
実家の固定電話に着信が鳴って出てみると、ほぼ100%、何らかの勧誘電話です。
そして、うちの両親は勧誘電話を断るのが下手で、イライラしながらも、毎回、かなり自分の個人情報を業者に伝えてしまっています。
今の状態は、何らかの勧誘電話を受けてイライラしながら個人情報をさらすために、毎月、固定電話の使用料金を支払っていると言っていい状態です。
それでも、私の両親は、それぞれ携帯電話を持っているのに、固定電話は存続するという固い意志を持っています。
なぜなら、「誰かがかけてくるかもしれないから」という理由だそうです。
たしかに、60代のSNSなんて一度も使った事とない、うちの両親の固定電話が急に通じなくなったら・・・!?
夜逃げ疑惑や、高齢だけに死亡疑惑など、ロクでもない噂が出てしまうかもしれませんよね。
私としては両親に、オレオレ詐欺などの妙な犯罪に巻き込まれる前に、さっさと固定電話を廃止して欲しいと思っています。
ですが、無理そうなので勧誘電話の撃退マニュアルを作ってみました。
電話の勧誘の断り方!
ルール⑴ 自分から名乗らない
私の家にかかってくる全ての電話に対し、私の両親は、こんな感じで電話に出ていました。
なので、まず自分から名乗るのを止めてもらいました。
ルール⑴ 自分から名乗らない
電話の勧誘の断り方!
ルール⑵ 相手の名前を先に確認する
そして、勧誘電話に対し、名前を名乗らず、こうやって電話に出てもらう事にしました。
こうやって、自分から名乗らないとなると、勧誘電話はこちらの個人情報を得ようと、色々なパターンで攻めてきます。
パターン①
パターン②
これに対し、今までの私の両親は、ついつい「はい、渡辺です。」とか、「ちょっとお待ち下さい」と、言われるがままに対応していました。
ですが、そこを止めてもらって・・・!?
と、相手の名前を先に確認する事を、徹底してもらう事にしました。
すると、こう聞かれたら勧誘電話も、自分たちが企業であると伝えなければなりません。
もし、名乗るのを避けようとしているそぶりがあれば、自分は悪質な勧誘電話をしていると名乗っているようなものです。
そして、これを徹底すれば、オレオレ詐欺だって完全に防げるはずです。
ルール⑵ 相手の名前を先に確認する
電話の勧誘の断り方!
ルール⑶ 勧誘ですか?と直接聞く
会社相手ではなく、個人宅への電話ですから、相手の名前を聞いて企業だったら、ほぼ勧誘電話だと思っても良いぐらいだと思います。
ですが、60代のネットショッピングすらしない私の両親たちは、自分の取引してる化粧品会社とか、通販とかから電話が来る事があるそうで・・・!?
相手が法人だったからと言って、サクっと話を終わらせるワケにも行かないそうです。
そこで、私は両親に、相手が法人だと分かった時点で、次の言葉を電話で発してもらう事にしました。
このダイレクトな質問は、かなり有効なんです。
大抵の業者が「勧誘電話だと明示したうえで勧誘をしなければならない」という法律違反をしたくないと思っているようで、勧誘ですかと質問すれば・・・!?
という感じで答えてくれます。
この時点で、知り合いではなく勧誘電話だという事が、100%分かります。
なので、ここで両親には同業者であると相手に伝え、相手の反応を聞く前に電話を切る事にしてもらいました。
例えば、質屋の買取の電話であれば・・・!?
こうすれば、迷惑電話業者のリストにも、同業者で見込み客にはならないと判断されるらしく、同じところからの電話はほぼありません。
ルール⑶ 勧誘ですか?と直接聞く
電話の勧誘の断り方!
ルール⑷特商法違反だと指摘する
さて、1割にも満たないと思いますが、一部の業者は、勧誘ですか?と直接聞いても勧誘かどうかをはぐらかして・・・!?
とか、ひどい場合には・・・!?
とか、あいまいな日本語で嘘を言って、ターゲットの人物に近づこうとします。
しかし、ここで次の人物へ電話を渡す事はせずに、こう言って、電話を切ってもらう事にしました。
こうすると、相手の業者にも「ウルサイ家」と認識されるのか、電話がリピートされる事もあまりないように思います。
それに、万が一、本当に知り合いだったり、取引のある業者であれば、また電話をかけてきたりするはずです。
また、個人宅の固定電話にかけてくる知り合いであれば、勧誘と間違われて電話を切られたとしても笑い話で済むはずです。
ルール⑷ 特商法違反だと指摘する
こんなシンプルな4つのルールを実行してもらうだけで、うちの両親も割とスムーズに勧誘電話を断れるようになったと喜んでいます。
電話の勧誘の断り方!
ルール⑸ルールを電話の横に貼っておく
そして、本当に実行してもらえる確率を上げる、非常に大切な最後のルールがあります。
それは、電話の横に1〜4のルールを貼っておく事です。
そうしないと、なかなか実行してくれない感じでした。
ルール⑸ ルールを電話の横に貼っておく
ここまでやったとしても、電話営業の実力者がかけてくると、気の良い高齢者の私の両親は話し込む事もあるみたいですが・・・!?
とはいえ、以前よりは、妙な業者に引っかかる可能性が、大幅に下がったのではないかと思います。
もし、勧誘電話を断るのが苦手だという人や、周りに、そういう人がいる場合は、これを是非参考にしてみてください。
まとめ
実家の固定電話に対しての着信は、ほぼ勧誘電話。
しかし、事情があって両親は、固定電話を廃止する事を嫌がる。
そこで、勧誘業者を楽に撃退するための5つのシンプルなルールを作った。
1、自分から名乗らない
2、相手の名前を先に確認する
3、勧誘ですか?と直接聞く
4、特商法違反だと指摘する
5、ルールを電話の横に貼っておく
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