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この本の触りを読みたい方は、ぜひ、私のダイヤモンド・オンラインでの連載をお読み下さい。こんにちは。文章と会話の専門家、放送作家の渡辺龍太(@wr_ryota)です。
年上の人や異性などの、特定の人と会話する時に、『焦り』を感じる人は大勢いますよね。
という事で、今回は、会話における『焦り』を、どうやって克服したら良いのかを書いていきたいと思います。
会話中の『焦り』とは何か!?
会話中に『焦る』る理由は、一体、何かを考えるため、どんなシチュエーションで焦り気味なのか考えてみましょう。
一番あるのが、先程も書いたように、気になる異性や、怖い上司などと会話をする時だと思います。
あるいは、とっさに難しい事を質問されてしまった時なども、焦ると思います。
その他、学生であれば、突然、先生からあてられて、皆の前で発言するようにと言われた時も焦ると思います。
この3つに共通する何かが、『焦る』原因となっているわけですが、気づきましたか?
そうなんです!
会話中の『焦り』というのは、『自分をよく見せたい!』とか『失敗したくない』という感情が強い時に現れるものなのです。
会話中の『焦り』を消すには、失敗に慣れる事
次に、会話中の『焦り』を解消する方法を書いていきます。
『失敗したくない!』という感情が『焦り』を引き起こすなら、焦らないためには、2つの方法が考えられます。
1つは、『絶対に失敗しない!』という方法です。
しかし、会話の世界には、『ドクターX 外科医 大門未知子』のように、全く失敗しない人はいません。
どんなに会話上手な人だって、相手に自分の言いたい事が、少し違うニュアンスで伝わるなんて事は防げません。
というわけで、会話中の『焦り』を解消するためには、2つ目の方法である『失敗に慣れる』という方法を取るしか無いのです。
会話中の『焦り』を消す!失敗に慣れる第一歩
では、ここで『失敗に慣れる』という方法をお伝えします。
誰だって、親しい友人の前などで言った冗談が、全くウケなくても気にしないと思います。
きっと、『あれ?ウケなかったな〜!』と、平然としているでしょう。
しかし、気になる異性を笑わせようとして、渾身の力を込めて言った冗談が、全くウケなかったらどうでしょう?
恐らく、今言ったのは、自分の考えた冗談じゃないという空気すら出して・・・!?
『こんな冗談でウケる人もいるんだよ!信じられないね!』なんて、話を合わそうとしているかもしれません。
本人は、自分の傷口を修復しようとしてやった行動ですが、他人からみると『痛々しい』ですよね。
そして、その痛々しさは、本人にも自覚できます。
だから、こういう事は二度と経験したくないと感じて、慣れない人と話たりすると『焦り』を感じてしまうわけです。
つまり、会話中の『焦り』を克服するための第一歩は、『焦っている人は痛い!失敗した方が100倍マシ!』という事を理解する事です。
会話中の『焦り』を消す!失敗に完全に慣れる方法
では、最後に、『焦る事が痛い』と理解した上で、やるべきことを書いていきます。
それは、スベっても良い相手を見つけて、会話における失敗を大量に経験する事です。
例えば、異性との会話で焦りを感じてしまう人は、女性と話せる水商売の店にでもいって、思いっきり会話の失敗を体験しましょう。
ガールズバーの店員さんなどは、お酒を提供するだけでなく、お金を貰って客の話を聞く商売と言っても過言ではありません。
ですから、よっぽど、攻撃的だったりしないかぎり、どんな会話も受け入れてくれます。
そういう人を相手に、思いっきり失敗し続ければ、確実に、異性との会話での『焦り』が減っていきます。
あるいは、怖そうな上司との会話が苦手という人も、似たように、会話中に失敗してもよい先輩を見つけて、たくさん話すようにしてみましょう。
そうやって、『痛いより、失敗の方がマシ』と言い聞かせ、たくさんの会話中の失敗を経験すれば、誰の会話中の焦りも、自然に解消されていくはずです。