雑談というフリートークにおけるテーマ選びの重要性

自然にテーマが決まってしまう雑談が理想的

雑談は、目的もなく、自由に話すコミュニケーションです。

しかし、雑談をしているうちに、自然に、何らかのテーマが設定されます。例えば、同僚と雑談をしているなら、「最近の仕事に関する愚痴」とか、「会社の近くに出来た店について」など、自然にテーマが決まっていくと思います。

そうやって、誰かが意識するわけでもなく、自然な流れでテーマが決まれば、雑談も楽なもので、するする会話がはずみます。

自然にテーマが決まらない雑談は、相手の新情報に注意

一方、心地よい自然な流れでテーマが決まらない雑談は、何か噛み合わないようで、ちょっと嫌な気持ちになると思います。

どんな感じの会話になるのか、私の著書雑談がおもしろい人、つまらない人の例文を引用します。

A「今日、いいお天気ですね」

B「(まったく関心なさそうに)そうですね」

A「そ、そうですね......。あ、そういえばBさん、かなりの釣り好きだって聞きまし たよ。Cさんが、釣った魚をたくさんもらったって」

B「ああ、あのときは、思ったよりも釣れたんで、おすそ分けしただけですよ」

A「へー、そうだったんですね......。あ、あとBさん、カラオケも上手だってお聞きしました!」

B「ああ、まあね。でも最近は、あんまり行かないですね」

A「そうですか......(撃沈! もう、他に質問が思いつかない......)」

出典:「雑談がおもしろい人、つまらない人
第1章 インプロ雑談術「7つの公式」より

こんな形で、テーマが決まらない事ってありますよね。こうなった場合の対処法は、簡単に言うと2つあります。

それは、まず、ランダムに、何らかのテーマを、こちらから出してみるという事です。関連が全く無くても良いので、「そう言えば〜」と、急に話したいことを、話し始めても大丈夫です。

しかし、そういった事を、いくつかの切り口で試したのに、思ったより、相手が食いついてこないという事があります。

そういう時は、相手の出してくる“新情報”に注目して、話を掘り下げるようにしてみて下さい。

質問した以上の事を相手が答えてくれた場合、その話を掘り下げれば、相手が勝手に話を盛り上げてくれる可能性が非常に高いと言えます。

これについては、前回のブログ記事で詳しく書いたので、そちらを御覧ください。

雑談のネタは準備する必要なし!これだけ押さえれば完璧!

このように、自発的に、誰にも頼まれていないのに、相手が話だそうとしているテーマを、あなたが掘り下げれば、かなりの確立で雑談が盛り上がりますので、その辺り、意識してみて下さい。

いずれにせよ、もっと詳しい事を知りたい人は、ぜひ、書籍を参考にしてみてくださいね。

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